檪野寺のイチイ

甲賀町指定天然記念物
所在地 : 滋賀県甲賀郡甲賀町檪野

甲賀流忍法で有名な甲賀町で「いちいの観音さん」と呼ばれている檪野寺には、最澄が当地のイチイ の巨木を使って自ら彫ったと伝えられる日本最大の木彫坐像「十一面観音坐像」が秘蔵されてい る。最澄が訪れた頃、この地にはイチイの巨木が群生していたが、1200年余り経った今、 この一本しか残っていない。樹齢2000年、樹高10m、目通り幹周5.0mと記されるイチイの 頂部は損壊部分が補修されて奇妙な容姿になっているが大切に霊木として崇められている。
久しぶりに訪ねてみると、イチイの姿が消えていた。根元際の伐採根が残されていて、その切り株 から更新しようとする新芽が一本伸びている。


檪野寺のマキ

甲賀町指定天然記念物

檪野寺に立つもう一本の霊木。樹齢伝承1200年、樹高12.5m、目通り幹周2.5mと 記される古木で、寺伝によると793年、最澄大師が延暦寺根本中堂の用材を求めて、この地の イチイの巨木林を訪れたとき、「十一面観音坐像」を彫り、そしてマキを植樹したと伝えられている。