大門坂の夫婦杉和歌山県指定天然記念物
所在地 : 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町
那智勝浦温泉街から那智山に向かい、途中にある大門坂駐車場で車を下りる。巨木観察と熊野古道ウ
ォークを合わせて体験するためだ。駐車場から車道を200mほど歩くと、熊野古道の中でも有名な
「大門坂」を示す標識がある。古道に入ると、南紀の偉人 南方熊楠 が3年ほど滞在して研究に没頭
したという 大坂屋旅館跡があり、鳥居に続いて、俗界から聖地に渡る「振ヶ瀬橋」がある。橋を渡る
と石畳道の両脇に巨大な門柱の如く、誰も見過ごすことのないほどの存在感を示す2本の大杉が聳え
立っている。樹齢800年、樹高55m、目通り幹周8.5mと記される「夫婦杉」である。この夫
婦杉の間を通り抜けると視界は一変、原始自然が展開する杉木立群の中に先人達が築いてくれた石畳
道が伸び、この道を歩めと先導してくれているような感じがする。全長600m、高低差100mを
267段で登る 古式の石畳道である。道の両側には100本以上といわれる大スギを中心にクスの
巨木も現存しており、巨木を愛好する者にとってはたまらない時空をしばしの間、堪能させてもらえ
るのである。
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