十二本ヤス
市指定天然記念物 ・ 新日本名木百選
所在地 : 青森県五所川原市金木町喜良市

金木町は五所川原市街から北へ10kmほど、津軽半島の中央部に位置している。町の中心地、金木駅 前には太宰治の生家・斜陽館と津軽三味線会館がある。駅前の踏切りを渡って県道を西に進み、標識を 見て脇道に入り、更に6kmほど山道を進むと「十二本ヤス」の標示がある。十二本ヤスとは、太い主 幹から12本の枝幹が立ち上がり、魚を突くヤスの形状をしているため、誰いうとなく「十二本ヤス」 と呼ぶようになった ヒバ のことで、樹齢800年、樹高33m、幹周7.23mと記されている。 伝説によると、その昔、弥七郎という若者が山の魔物を退治した時、その供養として切り株 に一本のヒバの苗を植えたそうだ。それが成長して十二本ヤスになったという。 ヘェ〜 魔物の化 身か・・・なるほど、そんな雰囲気がする。 この樹が古来祀られているのは、新しい枝が出て 13本になると、必ずどれか 1本が枯れて、常に12本を保つ不思議さからで、12本は12月12 日の山の神祭日に通じる神聖な数、"この樹には神が宿っている" となるのである。 新・日本名木百選にも名を連ねる金木町の名木。