円覚寺の竜灯杉青森県指定天然記念物
所在地 : 青森県西津軽郡深浦町
北前船の風待ち湊として大いに栄えた深浦港の西部に、史跡に富み、伝説に満ちた「円覚寺」
がある。円覚寺は、807年に坂上田村麻呂が蝦夷東征のおり、深浦に拠点をおき、陣中に かけ仏
と十一面観音像を安置させたのが寺の起源と伝えられる古刹で、北国船、北前船で荒海に生きた船主
や船乗りの信仰を集めていた関係で、奉納された貴重な船絵馬等の資料が多く残されている。そんな
円覚寺の境内に、樹齢1200年、樹高40m、目通り幹周り8.0mと記される「竜灯杉」と呼ば
れるスギが立っている。その昔、深浦沖で暴風雨に遭った船乗りたちが、髷を切って一心に祈願した
ところ、この杉から一条の光が放たれ、光に導かれた船は難破を逃れたという。このような伝説から、
竜神が宿る杉だと崇められるようになり、円覚寺に自分の髷を奉納するという習俗が生まれた。円覚
寺には、当時の船主・船乗りが奉納した髷額(まげがく)が今でも多数残っている。
山門脇には、樹高25m、幹周り8.5mある立派な「大イチョウ」が立っている。
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