筏の大杉
秋田県指定天然記念物
所在地 : 秋田県横手市山内筏字植田表

横手市街から国道107号線を東に7kmほどの地点、山内(さんない)交差点で右折、県道 を5kmほど進んだ所に「筏の大杉」の案内表示がある。筏集落に鎮座する「比叡山三十番神社」は 808年の創建と伝えられる古社で、その境内に、地元では「番神の大杉」と呼称される神木「筏の 大杉」が立っている。樹齢1000年、樹高43m、目通り幹周11.8mと記されて、古くより秋 田杉を代表する大杉との名声を得ている大物である。荒々しい樹皮を纏った特徴 ある太い主幹は5〜6mほどの高さから大きく双幹に分岐して、仲違いして離反するが如くY字型に 広がっている。目通りより上が太くなるこの樹形を下から仰ぎ見ればその豪快な姿には圧倒されるが、 2幹がお互いにロープで結び合っている姿を見ると、裂けはしないかと不安を感じる。かっては二股 の分岐点に桜が着生し、季節には花を咲かせて風情を見せていたと言う。しかし、桜が成長して幹に 割れ目ができたので桜は除去された。そんな過去があった上に、少し捻れるような形で傾きがあるの で尚更不安を感じてしまう。