![]() 片貝川の洞杉群無指定
所在地 : 富山県魚津市三ケ
北アルプス連峰の急峻な山麓を流れる片貝川は、露岩・転石の多い傾斜地を流れ下る急流河川である。
そんな片貝川の標高500〜700m付近の南又谷一帯に洞杉(どうすぎ)と呼ばれるスギの巨木が
多数現存しています。洞杉とは空洞を持った杉ということで付けられた俗称のようですが、急傾斜地
の岩場や転石に根をからめて主幹を持たずに幹を分散して複雑な樹形を作り上げているといった生育
形態的な特徴を持ったスギですが、分類学的には日本海側の豪雪地帯に育つウラスギと呼ばれる系統
のスギなのでしょう。
片貝川・南又谷という限られた地に120数本もの洞杉の巨木が報告されていますが、何故にこの地
に限定して多数現存しているのか興味深いものを感じます。複雑な樹形から寸法を述べても仕方のな
いことでしょうが、平均的には幹周り(株立の幹の合計)5〜8m程度のものが多いとされ、今回は雨
天のために訪問を断念しましたが、最大といわれる樹は30.18mもあると記されています。
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洞杉を訪ねて
遠路はるばる洞杉を訪ねて来たが、台風の影響とやらで今日は終日雨天という有様になった。魚津市 が洞杉の周辺整備を進めていると聞いていたが、車の進入止めと簡易な柵、現場説明板は設けられて いたが、道路には案内標識がほとんど無いので、結構無駄に林道を走り回ることになってしまった。 人を迎え入れようとしているのか、逆なのか、整備の方針が分からない。 右手にカメラ、左手に雨傘、足は岩場という厳しさの中で、とり急ぎ一応の観察はさせてもらった。 急峻な露岩・転石、更には豪雪という厳しい環境の中で、数百年を越えてねじれ、もがきながら耐え てきた生き方上手な知恵のある樹々達なのであろう。その厳しい生きざまが作り上げた個性的 な樹形は魅力的で、周囲の景観も含めどの樹もみんな印象的でした。 |