燿武八景

No. 人物 狂歌 資料(画)
1 裾野夜雨 曾我十郎祐成
曾我五郎時致
竹の屋直成
 五月雨につはさぬらして郭公
 裾野にこえをしほりてそなく

南勢 煎茶亭清風
 親ならぬ親をたのみてたかき音を
 あくるや不二の山郭公
KY002国芳・英泉
2 市原野晴嵐 源頼光
渡辺綱
坂田公時
碓井貞光
卜部季武
鬼童丸
陸奥百舌鳥屋
 市原の野飼の牛は鯨とも
 見まく薄の浪の中には

仙府 千柳亭
 かくれても人の心の針茸は
 草むらわけて狩出されけり
KY002国芳・英泉
3 金沢落雁 八幡太郎義家
滝口藤原季賢
上一宮 三栗中女
 みたれたる尾花の中をふみわけて
 穂にあらはるる野への伏勢

栗花園
 棹となり落来る雁のみたるるは
 旗をまきつる伏勢やある
KY002国芳・英泉
4 須磨寺晩鐘 九郎判官源義経
武蔵坊弁慶
結城 桜舎春郷
 花にいとふ物としりつつこりすまた
 猶ひひかする入あいの鐘

梅屋
 掟かく桜かもとの鎧蝶
 つくしの筆のさきやなむらん
KY002国芳・英泉
5 吉野山暮雪 佐藤忠信
横川覚範
春秋庵
 吉野山花とあさむくしら雪の
 力にをれしすね松の枝

八日市 不二の屋義雄
 降つもる雪にひひきてなかはより
 谷間へ落る松のえたをれ
KY002国芳・英泉
6 石橋山秋月 真田与市義忠
股野五郎景久
長尾新六定景
百話房丹花
 組ふせる風もあれかし根となせる
 石橋山の月のむら雲

鴨の屋清記
 おさへたる蛍は逃てふみかへす
 真田鼻緒のきるる駒下駄
KY002国芳・英泉
7 三韓帰帆 武内宿禰 兵庫 一の屋
 龍頭の御船かよへる船路にも
 あきとの玉や敷つつくらし

京 玉兎園
 岩清水この老松のかけなくは
 すすしと人はたたへさらまし
KY002国芳・英泉
8 宇治橋夕照 一来法師
筒井浄明
宝珠亭舟唄
 橋桁をとひとひ汗の玉たすき
 鎧のうへの衣蝉なく

六朶園
 川風にあたまのうへを飛こえて
 みたるる宇治のほたる合戦
KY002国芳・英泉

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