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独り言


2004年


7月29日 対タイガース第三戦

ドミンゴ

ボールは145km以上、常に揺れながら微妙に変化し球質も重い。
そしてその球を9回まで投げ抜く体力も十分ある。
バントをして全力で走り内野安打も取れば、チャンスをうかがい盗塁もする。
野球への姿勢も真摯で、勝ちへの執着心も日本人投手以上に感じられる。

唯一の弱点が精神的なモロさ。
打たれ出すと連打されて止まらない事もある。
これは「すてばち」とか「投げやり」になると言った「切れる」と
言うものではなく、精神的な安定を欠き自分の気持ちを見失うから。

マウンド経験が数年しかなく、体力技術はメジャー級でも、
投手としてのマインドの成長度合いは、リトルリーグの小学生並み。

矯正するには、いくら投球練習しても2軍で調整させても良くはならない。
コーチの言葉も頭では理解できても、思うようには心のコントロールが
出来ない。
必要なのは、安定した精神状態を保つ環境と、実戦の場数を踏ませる事しか
無いと思う。

いかにしてこの弱点を持つ投手を安定した精神状態で投げさせ、
結果を出させるか?が捕手の力であり、首脳陣の采配だとシーズン当初から
感じていました。
それによりこの投手自身の成績も決まり、監督・投手コーチ・捕手の力量も
推し量れる、と。
「強いがモロイ」。その事を百も承知で獲得した落合監督が、
どうやって彼を仕立て上げるのか?
昨日その落合の監督としての手腕をはっきりと確認しました。


それで、7回の金本選手を迎えた場面です。
あの時、画面には映りませんでしたが実況によると、ドミンゴ投手が
ベンチの方を見たようです。
こういう時の投手の心理は二つしかありません。
「HRを打たれ、その後もいい当たりをされてるので、オレは替えられるのか?」
か、あるいは、
「HRを打たれ、その後もいい当たりをされてるので、抑えるのは自信がないよ。」
かのどちらかです。
前者はともかく後者の場合は危ないです。
弱気になった場合は、大体打たれる事が多く、本来ならマウンドに行ってその時の
投手の心理を確認すべきだし、監督・コーチもベンチの方を見る時の投手心理を
わかっていたと思います。
いずれにしろ、不安と弱気が入り混じった不安定な気持ちでベンチの中の、
自分のボスである落合監督を見たでしょう。

ちょうどその時、タイミングよくTVカメラがベンチの落合監督の姿を
捉えてくれました。
監督はブルペンに電話をかけるような事も無くピッチングコーチとの相談する
仕草も無く、イスにドカッと座って正面を見ていました。
落合監督は、ドミンゴが、不安で弱気になっていてこちらを見ていると
解っていてあえて何もせず、悠然とした態度で彼の方を見たのです。
マウンドに立つ投手にはそれで全てが伝わります。
「お前に任せた。」
わざわざマウンドへ行く事も無く、通訳を介する必要もありません。

ドミンゴのように出稼ぎに来ていて、真の意味で結果が全ての選手にとって、
指揮官からの信頼を精神的背景に得ながらプレーする事ほど、
心強く安心してノビノビと思い切って自分の力を発揮できる安定した
精神状態はないと思います。

ボスからの信頼を感じて、それを感じながら勝負して金本に打たれた。
自分の不甲斐なさを感じたと思います。
もともと野球に対して真摯な選手のようなので、今まで以上に練習すると思いますし、
何より、自分事を信頼し、自分も信頼してる指導者からのアドバイスは今まで以上に
聞くでしょう。

僕は昨日の試合でドミンゴは一皮むけると思います。
もしかしたら次の試合では凄い投球をするかもしれません。

ドミンゴー柳沢ペアに、あえて対金本への再試験を受けさせた落合監督。
すでに対タイガースに2勝してた余裕や、中継ぎ・押え投手を休ませたかった
事もあったでしょう。
結果的に登板過多にしてしまう事になりましたけど、
あの時、ドカッと座って何も動かなかった事がボクには名采配だと思えます。


7月27日 対タイガース第一戦

首位を走るチームのエースと四番

最近は、ドラは足元のしっかりした試合をしてますね。
だから、ファンとしてそんなに注文を付ける所って無いです。
(細かい注文はたくさんあるけど・・)

でも、あえて注文付けるとしたら(そう言う矛先が向くとしたら)、
やはり、福留選手と川上投手でしょうか。

今日の川上の投球がハーラートップに値するであると認識しながらも、
あえて・・言うと・・

最初にTV画面で2、3球観て、「今日は球が切れてるな」と思いました。
地上波放送が始まったのは、4−1の三回表くらいからでしたけど、
球の切れと今のT打線の状態をかんがみて、ほぼ勝ちは確信しました。

でも・・ダイジェストで観たアリアスへのカーブは、緩急の”緩”が
もう少しあれば、泳がせて外野フライに出来たような気がします。

右・左それぞれの打者へのアウトローへの球は、球威・コントロールとも
ほぼ完璧でした。

問題は、左打者のインコースの制球です。
左打者のインコースへの球は、時折抜け気味でシュート回転し、
ストライクゾーンの内側に入り柳沢のミットの位置にボールは、
行っていませんでした。

それが形になって出たのが、T藤本選手の3塁打を打たれた場面です。
インコースのベルト当たりへの要求に対して真ん中高めに行ってしまい、
打たれてしまいました。
八番打者という事と得点差で、相手を甘く見て少し力を抜きコントロール優先で
投げた結果の制球ミスですから、高めのボール気味の直球は力もなく、
はじき返されてしまいました。
 しかも、次の藤本の打席ではムキになって押さえに行き、2−1と
追い込みながらも四球により出塁させてます。

今のT打線を相手なら、零封してもらわないと困ります。
なぜなら、ドラの・・と言うか、川上投手の相手は、TではなくGだからです。
昨日の左打者の懐へのコントロールでは、高橋由も、ローズも、ペタも阿部も、
抑えられるのか?は、はなはだ疑問です。
藤本だから3塁打で済みましたが、高橋由や阿部ならHRでしょう。

モチロン「相手なりの投球をした」という事だと思いますし、
4点先取を踏まえての投球でしょう。
でも、片岡・金本を抑えながら、ドラのエースが、藤本に2回連続で”勝負に負け”、
赤星にレフトオーバーを打たれ失点したのは、納得がゆきません。

7回までで交代したのも先を睨んでの事だとは思います。
フォークをあまり投げなかったのも今後を考えての事でしょう。
でも、相手打線の強弱によって力の入れ具合を変えたり出来るほどには、
川上投手は器用ではないと、ボクは思います。
(ただ、それが出来てシーズンをコンスタントに勝てれば最多勝の有力候補です)

インタビューでの川上投手の発言(「今日の内容ではまだまだです」の意)に
対して、
「非常に謙虚ですね」
と阪神側の解説・実況者から発言がありました。
負けた側としては「謙虚な発言」と捉えたいのでしょう。
でも、川上投手本人が満足していないのも良く判ります。
川上投手本人の意識が「対タイガース」ではなく「対ジャイアンツ」だからであり、
それを見据えた発言だからだと思います。
はっきり言えば「タイガースを2点に抑えたくらいで満足してはいないです」と。
Gと戦った後でのTとの対戦は、投手にとっては楽に感じるでしょうから。

最近の落合監督の顔は「勝負師」だった頃の顔に段々と近づいてきましたね。
ローテも「確実に二つ取れるローテ」から、「あわよくば三つ取るローテ」に変わって来てます。
これは、監督自身がチームの地力に手応えを感じてるから。チームに地力が付き、
「三つ取りに行って力負けし、結果的に三つ落としてしまう」と言う恐れが
無くなったから。

あまりにもボク自身のシーズン前の予想以上にハマっているので少し拍子抜けしてます。
もう少しシーズンを盛り上げるために、GとTには頑張って欲しいです。

あと・・
自チームの投手に対して「投手がヘボ過ぎる・・」と言った某チームの監督へ。
「たかが選手が・・」の誰かの発言と酷似してて爆笑してしまいましたよ。
選手への敬愛の念って存在しないのですね?おたくのYグループには・・・

え・・? 福留選手への注文は何か?って、
そりゃ、立浪がバントした後のバッティングでしょう?(笑)


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