国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2007年12月16-22日
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◆韓国大統領に李明博氏、10年ぶり保守政権 (19日)☆☆
・大統領選が行われ、保守系野党ハンナラ党の李明博前ソウル市長が当選した。
・李氏は同国17代目の大統領に来年2月就任する。保守系大統領は10年ぶり。
・李氏は経済界出身で実利重視の立場。CEO型政治指導者と言われる。
・政策的には経済再建、対米関係の再強化などを打ち出す見通し。
・対北朝鮮政策でも変化が出てくるのは確実だ。
◆南ア与党党首にズマ氏、次期大統領の最有力候補に (18日)☆
・南ア与党ANCが党首選を実施。ズマ前副大統領が現職のムベキ大統領を破り当選した。
・2009年の大統領選の最有力候補に躍り出た。
・党首選敗北で、ムベキ大統領の求心力低下も懸念される。
・ズマ氏はANCの闘士だが、2005年に汚職容疑でムベキ大統領に解任された。
・政策的には貧困救済重視で、経済改革重視のムベキ大統領と対照的。
・ただ、検察は汚職などの疑惑でズマ氏追及を強める構えも見せている。
◆ロシア、イランに濃縮ウランの輸出開始 (17日)☆
・ロシアの国営原発企業は、イランへの濃縮ウラン輸出を開始した。
・イランがロシアの協力を得て建設中のブシェール原発で核燃料として使用する予定。
・燃料供給を約束していたが、2002年のイラン核開発疑惑で延期していた。
・供給は同原発に限定。取引はIAEAの枠組みに沿った内容としている。
・米国も容認した形だ。
・ただイランは今回の取引にかかわらず核濃縮を続けると表明。
・核開発疑惑問題で、米国主導の包囲網の一部が崩れたとの指摘もある。
◆シェンゲン協定を拡大、東西欧州の出入国管理撤廃(21日)
・欧州15カ国は、中・東欧9カ国との陸路・海路の出入国管理を撤廃した。
・パスポート管理を廃止人の自由移動を定めた「シェンゲン協定」の適用を拡大するもの。
・新規参加はポーランドやチェコなど。東西欧州の融合がまたひとつ進む。
・一方で協定適用域外との国家要管理は強化。密入国や密輸を防止する。
・同協定には従来EU主要国とノルウェーなどが参加している。英国は非参加。
◆ウクライナ首相にティモシェンコ氏復帰(18日)
・ウクライナ議会はティモシェンコ元首相(47)を首相にして承認した。
・同氏支持派は9月の議会選で勢力を拡大。ユーシェンコ大統領派と連立を組んだ。
・同氏の首相復帰は2年3カ月ぶり。
・親欧米派で、欧州への統合に向け急進的な改革を掲げる。
・ただ議会では親欧米派と親ロシア派が拮抗。政権運営は不安定な状況が続きそうだ。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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【パーソン・オブ・ザ・イヤー】 米タイム誌恒例の「パーソン・オブ・ザ・イヤー」に、ロシアのプーチン大統領が選ばれた。2000年の就任以来、ロシア経済を再建し、国内の治安を回復。外交的には対欧米で強硬姿勢を鮮明にしてきた。ロシアを大国として復活させつつある実績で、国民の圧倒的な支持を得ている。
12月の下院選での与党圧勝→メドベージェフ第一副首相の次期大統領候補指名を経て、プーチン氏は16日、メドベージェフ氏から要請のあった首相就任を受けると表明した。来年3月以降の「プーチン時代」継続の形が、具体的に固まった格好だ。
もちろん、強権的な手法などへの批判は絶えない。ただ、プーチン氏の存在感と影響力は、現在の世界を理解する上で大きな意味を持つ。それを改めて印象付けた。
【政府系ファンド】 政府系ファンドへの関心が急速に高まっている。サブプライム問題に端を発し経営悪化した金融機関に、政府系ファンドからの出資が相次いでいるためだ。
政府系ファンドは中東産油国やロシア、中国などが設立。世界のマネーの動きの主力プレーヤーの1つになりつつつある。最近、米シティグループにアブダビ投資庁、スイスのUBSにシンガポール系、米モルガン・スタンレーに中国系のファンドが相次いで出資、大株主になった。
当面の金融危機安定に、政府系ファンドの出資は不可欠。しかし企業が外国に買われかねないという心理的な抵抗は消えない。またファンド情報の公開が不十分なこともあり、警戒の声は根強い。
ブッシュ米大統領は会見で懸念はないと表明したが、公式コメントと受け取るべきだろう。ドイツなどは、監督強化など規制を訴えている。
国際情勢を見る上で、「政府系ファンド」は欠かせないキーワードになっている。
【韓国大統領選】 韓国大統領に野党ハンナラ党の李明博氏が当選した。10年ぶりの保守系大統領の当選は、蘆武鉉政権の無策に対する批判の意味合いが大きい。
蘆政権は金大中政権を引き継ぎ、韓国社会の改革を目指した。外交的には北朝鮮との融和政策を掲げ、対米関係の見直しを進めた。
しかし経済的には、グローバル化に伴う諸問題に有効な策を打ち出せたとは言い難い。蘆政権5年の間に、韓国はGDPでインドやロシアなどに抜かれ、国内の経済格差拡大が加速した。
李次期大統領は経営者出身。理念より実利を優先する、いま世界で流行りのCEO型大統領になる。
その手腕はまだ不透明だが、韓国が大きな曲がり角を迎えたのは間違いない。
◎今週の注目: 2007年12月23−29日
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・タイの総選挙が23日行われる。世論調査では、旧タクシン派が第1党になる勢い。選挙後の情勢は波乱含みだ。
・25日にローマ法王のクリスマスメッセージ。
・2007年の10大ニュースが主要メディアから発表される。ロシア情勢、サブプライム問題、仏大統領選、地球温暖化対策などが重要テーマか。
・来年1月早々、米大統領選の予備選が3日のアイオワ州を皮切りに始まる。直前の運動が展開される。
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