国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年3月16-22日
◆台湾総統選、国民党の馬氏が当選(22日)☆
・台湾の総統選が実施され、野党国民党の馬英九前主席(57)が当選した。
・陳水扁現総統の民進党政権から8年ぶりの政権樹立となる。
・与党民進党の謝長廷・元行政院長を破った。
・馬氏は和路線を強調。独立志向の強かった民進党と違いを出した。
・99年以来の対中対話を再開する見通しで、台湾の対中政策が変換しそうだ。
◆チベット混乱拡大、欧米からは批判 ☆
・14日にチベットで発生した暴動は、混乱が拡大。
・四川省や甘粛省にも飛び火した。
・中国政府は事態鎮静化を強調する一方、ダライ・ラマ14世を批判。
・欧米諸国は自制を要求した。
・クシュネル仏外相は北京五輪開会式ボイコットの可能性に言及した。
・問題は国際社会を巻き込み、くすぶり続けそうな情勢だ。
◆米金融危機深まる、金利再度引き下げ ☆
・JPモルガン・チェースは16日ベア・スターンズ買収を発表した。
・FRBは16日公定歩合を3.5%→3.25%に引き下げ。ベア向け特別融資も決めた。
・日曜日の市場閉鎖中に緊急で決めた。
・FRBは18日公開市場委員会でFF金利を3%→2.25%に引き下げた。
・ドル安、株価の下落は引き続き継続。金融危機は深刻さを増している。
◆イラク戦争5年(20日)☆
・イラク戦争開戦から5年が経過した。
・テロの数は一時より減少したものの、情勢は依然混とん。
・国家再建の行方はなお不透明な状況が続いている。
・ブッシュ米大統領は演説し、治安の改善などを強調した。
・しかし具体的な出口作戦は描けないままだ。
◆中国全人代閉幕、チベット、経済で危機感(18日)☆
・中国の全人代が18日閉幕。胡錦濤体制第2期の体制が固まった。
・胡主席(党総書記)、温家宝首相は継続。
・国家副主席に習近平氏、筆頭副首相に李克強氏が就任した。
・新体制スタートをPRする狙いだったが、海外の目はチベット問題に集中。
・格差拡大やインフレけ熱など経済の問題も改めて浮き彫りになった。
・温首相は会見で困難な1年になる恐れがあると警戒感を示した。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
【非常態勢】 金融市場の動揺が拡大している。16日の日曜日には米大手銀のJPモルガン・チェースが大手証券ベア・スターンズの買収を発表。FRBはベアへの特別融資と公定歩合引き下げを決めた。ベアは資金繰り悪化が表面化してから1週間余りで事実上の解体に追い込まれた。16日にはFRBがFFレートの追加引き下げに踏み切ったが、これで危機が一段落するという見方はほとんどない。17日にはグリーンスパン前FRB議長が英FTに投稿し、第2次大戦後で最悪の金融危機になる可能性があるとの危機感を示した。非常態勢が続く。
【チベット混乱拡大】 チベット騒乱の余波が広がっている。抗議活動がチベットから四川省や甘粛省に飛び火。情報が限られているので正確な事態は不明だが、くすぶり続けている模様だ。
中国政府は騒乱が一分反体制分子の行動と宣伝する一方、動きを先導したとしてダライ・ラマ14世への批判を強めている。これに対しダライ・ラマの動きは慎重。一方、欧米は中国へのけん制や批判を強めている。英ブラウン首相は5月のダライ・ラマ訪英時に会談すると発表。クシュネル仏外相は北京五輪開会式ボイコットの可能性に言及した。
民族問題は中国の国体を揺るがしかねない大問題。その象徴ともいえるチベットに対し、中国は1950年以来、反中国運動への締め付けと開発支援という「アメと鞭」の政策で対応してきた。しかし、事態の抜本改善には至っていない。
目下の限られた情報からあえて判断すれば、今のところ騒乱の鎮静→封じ込めとなる可能性が大きいようにみえる。ただ、五輪ボイコットなど問題が思わぬ展開で拡大する可能性も排除できない。
◎今週の注目: 2008年3月23-30日
・金融市場の動向、チベット情勢に引き続き関心。
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