国際ニュース・カウントダウン



◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年4月20-27日


◆五輪聖火問題混乱続く、中国は対話の姿勢も ☆
・チベット問題を巡り、中国各地で19-20日反仏デモが発生。
・カルフールの不買などを訴えた。当局も黙認した。
・聖火リレーはアジア各国を巡回。各地で小規模の混乱が発生した。
・こうした中、事態収拾を模索する動きも出てきた。
・仏は20日上院議長らが訪中し中国首脳と会談。五輪成功を強調した。
・中国政府はダライ・ラマ14世と直接対話の姿勢を示した。
・ただ、過去の対チベット政策の正当化を前提とする。行方は不透明だ。

◆米大統領選、民衆党指名争いさらに長期化(24日)☆
・民主党のペンシルベニア予備選は、クリントン上院議員が勝利した。
・白人労働者層などの支持を獲得した。
・候補者争いはさらに長引くことになった。
・指名争いはなおオバマ氏優位だが、同氏の弱点も表面化した格好。
・同党内では、共和党のマケイン候補有利になるとの危機感が強い。

◆ネパール選挙、毛派が第1党(24日)☆
・10日投票のネパール制憲議会選結果が発表。共産党毛派が第1党になった。
・2位のネパール会議派などと連立制憲樹立を目指す。
・毛派は王制廃止を主張。240年続いた王制廃止が決定的。
・ただ毛派は武装闘争で旧政府と対立してきた。
・選挙勝利後も同派に対する警戒はなお残り、政局の行方に不透明な面もある。

◆シリア核施設に北朝鮮関与(24日)☆
・米国は、シリアの核施設に北朝鮮が関与していたとの情報を公表した。
・米議会の秘密公聴会で資料を確認。大統領報道官が声明を発表した。
・施設は昨年9月にイスラエルが空爆した。米などは軍事目的と主張する。
・米政府の判断・公表はイスラエルからの資料に基づく。
・シリアは米政府の主張を馬鹿げていると否定。北朝鮮も反発する。
・北朝鮮の核を巡る6カ国協議への影響は必至だ。
・今の時期に公表した背景には、米政府内の意見対立があるとの見方もある。

◆アフガン大統領に銃撃(27日)
・カブールで開催の式典中に、カルザイ大統領に銃やロケット弾が発射された。
・社会主義政権崩壊16年を祝う軍事式典中の出来事。
・大統領は無事で、犯人は殺害・逮捕された模様。
・タリバンが犯行声明を出した。
・アフガン情勢の悪化を物語る


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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース                  
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース          
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                         
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ                
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week
 

 【五輪聖火リレー】 ここ数週間世界の注目が集中した北京五輪の聖火リレーは、なお混乱が続くものの収拾に向けた動きも出始めた。仏は上院議長や元首相(大統領特使)の訪中で、中国側と「手打ち」を模索。IOCのロゲ会長も、過激な対応を控えるよう表明した。中国もダライ・ラマ14世との対話開始の姿勢を一応出すなど、これまでより柔軟な姿勢を示している。
 このまますんなりと事態が収拾に向かうとは考えにくい。ただ中国も欧米も、混乱のこれ以上の拡大を望んでいない事は明確。そのために、メンツを保てる範囲で譲歩の姿勢を示す段階にきた。
 今後の展開がどうなろうとも、聖火リレーが世界的な関心事になった事の意義は大きい。世界各地で聖火リレーは、中国の国威向上の象徴ではなく、イメージ悪化の象徴として迎えられた。その影響は、今後の世界情勢にも色々な角度で出てくるだろう。


 【世界経済】 世界経済の状況も刻々と変化している。
 サブプライム問題に端を発した金融不安や世界経済の悪化が問題の核心である状況に変わりはない。それでも短期的な焦点は変化している。
 先週までに米欧の大手金融機関が1-3月の決算を発表した(多額の損失を発表)。このため、「損失はどれくらいか」という疑心暗鬼は多少弱まった。さらにここにきて、世界的な物価上昇傾向が一段と顕著になった。金融政策を巡る観測は、昨年後半からの利下げ一色から、打ち止め観測が強まる局面にきている。
 穀物など食料品の価格は急上昇。2-3週間前から金融不安と並び、新聞の大見出しを飾っている。変化を見逃せない。



◎今週の注目: 2008年4月27日-5月3日

・米FRBが29-30日に公開市場委員会。今回は利下げ観測が強いが、そろそろ打ち止め感も出ている。声明にも注目。


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