国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年5月4-11日
◆ロシアで双頭体制始動(7-8日)☆☆
・メドベージェフ第一副首相(42)が7日、新大統領に就任した。
・ロシアではエリツィン、プーチン両氏に続く3代目大統領。任期は4年。
・8日には下院がプーチン前大統領(55)の首相就任を承認した。
・新大統領はプーチン氏との協力、自由の尊重などを強調。
・一方新首相は年金、税制改革などの取り組みを強調した。
・プーチン氏が実質権力を握るとの観測も強く、双頭体制の行方は不透明だ。
・9日には17年ぶりに軍事パレードを実施。大国の復活を誇示した。
◆ミャンマーでサイクロン、軍事政権下で被害拡大 ☆☆
・ミャンマー南部を2-3日大型サイクロンが襲い、多大な被害が出た。
・死者は数万-10万人に達する見込み。
・軍事政権は世界から援助要員の入国を厳しく制限。
・援助物資が被災地に届かず、伝染病など2次災害の懸念も拡大している。
・こうした中で政権は10日、新憲法案の賛否を問う国民投票を強行した。
・自然災害で、軍事政権の異様さと問題点が改めて浮き彫りになった形。
◆マイクロソフト、ヤフー買収断念(3日)☆
・米マイクロソフトはヤフー買収を断念すると発表した。
・MSは1月末、ヤフーを総額446億ドルで買収提案していた。
・しかし、より好条件を求めるヤフーとの交渉が決裂した。
・買収断念で、MSはグーグル追撃の新戦略構築を迫られる。
・ヤフーも単独生き残りは困難で、IT、ネット業界再編が加速しそう。
◆日中首脳会談、関係改善を強調(7日)☆
・中国の胡錦涛主席が訪日。福田首相と会談した。
・10年ぶりの共同声明に著名。未来志向の戦略的互恵関係の推進を強調した。
・チベット問題は福田首相が対話継続を要求。北京五輪成功の期待も示した。
・東シナ海ガス田の共同開発の早期解決も強調した。
・胡主席は各地で日中関係強化を演出した。
・日中が過去10年の経熱政冷の時代→関係改善に向かう象徴的な動き。
◆米大統領選、民主は決着持ち越し→オバマの流れへ
・米大統領選は6日の民主予備選で、オバマ、クリントン候補が1勝1敗。
・クリントン候補は選挙戦の継続を表明した。
・ただ、10日までに特別代議員の数でもオバマ氏が逆転。
・クリントン氏の逆転は一層困難になった。
・オバマ氏は本戦をにらみ、マケイン候補を意識した演説を強め始めた。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
【重要ニュース】 重要ニュースが相次いだ。ロシアでは双頭体制がスタート。ミャンマーのサイクロン被害は、自然災害の凄さとともに、軍事独裁制の問題点を改めて浮き彫りにした。マイクロソフトのヤフー買収断念は、IT業界史に残るニュース。日中首脳会談は、具体的中身はそれほどでないが、アジアの大国で日中が対立の10年→協調に向かう象徴的意味は大きい。
【エベレスト山頂の聖火リレー】 チベット問題を巡る中国政府とダライ・ラマ14世特使の会談が行われた。具体的成果はなかったが、対話継続では合意した。胡錦涛主席は日本訪問中、国際社会を意識した発言を繰り返した。8日には、厳しい登山制限の中、中国登山隊が聖火を携えエベレスト(チョモランマ)頂上に到達した。チベット問題に対する欧米メディアの報道スタンスは概して厳しいが、エベレスト山頂の聖火リレーは純粋に歴史的な出来事として世界で報道された。
【経済動向】 世界経済は引き続き微妙な局面にある。動きが激しく方向感の一致しない動きが多いから、個々の重要ニュースから間が離せない状況が続く。
米国などの経済は減速か後退かという局面。そんな中で、インフレ懸念が拡大している。IMF高官は8日、世界がインフレの脅威に直面していると警告。原油価格は引き続き上昇し、9日のNY原油先物は1バレル=126ドルと最高値を更新した。
金融市場の動揺はなお続く。ただ、最悪期は過ぎたとの見方も出てきた。グリーンスパン米前FRB議長は8日「最悪期は終わった」と発言。ポールソン財務長官も「最悪期は脱したようだ」と繰り返している。
金融機関の損失が今後さらにどれだけ拡大するかは不透明。しかし、各社は資本注入やリストラ策を進めている。各社は相次ぎ大量の人員削減を発表。米シティグループは9日、非中核部門の資産4000億ドルを2-3円に内に売却するリストラ策を発表した。
欧州中銀は8日、政策金利を4%に据え置くことを決定。物価安定を最優先する姿勢を示した。
【イスラエルの建国60周年】 イスラエルが建国60周年を迎えた。建国は1948年5月14日だが、ユダヤ暦では8日が60周年になり、一連の記念式典が始まった。第2次大戦後の世界で、イスラエルの存在は節目節目で重要な役割を果たしてきた。イスラエルやユダ他人というキーワードから、世界を考える好機だ。
◎今週の注目: 2008年5月11-17日
・フランスのサルコジ大統領が就任して14日で1年になる。改革を前面に就任した同大統領だが、その後支持率は低迷。先の地方選では有権者の厳しい審判を浴びた。仏経済改革の行方は先進国のモデルケースにもなるだけに、今後の行方は注目だ。
・11日投票のセルビア総選挙の結果が出る。コソボ独立宣言の後、同国では民族主義的な動きが強まっている。選挙結果は地域の安定に大きくかかわる。
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