国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年7月13-20日
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◆米、公的資金投入の可能性に言及(13日)☆
・米財務省とFRBは13日夕、住宅金融公社2社支援の緊急声明を発表した。
・必要なら資本増強に公的資金投入を検討。資金繰りはFRBが全面支援する。
・両社の経営破綻が金融システムの危機につながると判断した。
・2社(ファニーメイとフレディマック)の経営危機は先週表面化した。
・ただ声明の効果は不透明。市場の不安が払拭されたわけではない。
・金融不安は地銀にも波及。14日には加州の地銀が破綻した。
・メリルリンチ、シティなどは4-6月決算を発表。大幅損失を計上した。
◆イラン核協議に米が高官派遣、関係改善模索(19日)☆
・EUとイランは19日にジュネーブで核協議を再開した。
・この場に米国のバーンズ国務次官が同席した。核協議への米高官の参加は初。
・ブッシュ政権は対イラン強硬策→関係改善に動き始めた。高官派遣もその一環。
・英紙は米国が来週テヘランに代表部開設を発表すると報じた。
・実現すれば、79年の断交以来初の外交官駐在となる。
◆アフガン情勢悪化、米が増派検討(16日)☆
・ゲーツ米国防長官は会見で、アフガニスタン増派を検討していると述べた。
・同国情勢が予想以上に悪化。対応が急務と判断した。
・5月にはアフガンの米兵の死者数が初めてイラクを上回った。
・イラク情勢が当面改善する一方、アフガン情勢悪化は深刻になっている。
◆地中海連合が発足、シリアとレバノンは国交樹立(13日)☆
・EUと中東・北アフリカの43カ国首脳がパリで会合。地中海連合創設で合意した。
・経済協力や地域安定などを協議する。
・会合にはシリアとイスラエルの首脳も同席。様々な2国間が開かれた。
・シリアとレバノン大統領は国交樹立で合意した。
・地中海連合の行方は未知数だが、調整の場として役割を果たす可能性がある。
◆ビール再編加速、巨大メーカー誕生(14日)
・ビール2位のベルギー・インベブが4位の米アンハイザー・ブッシュを買収する。
・アンハイザーが買収提案受け入れを決めた。
・世界ビール市場の約3割を占める巨大企業の誕生となる。
・インベブはステラなどを保有。ブッシュはバドワイザーで有名。
・ビール業界は原料ホップの値上げなどもあり、再編機運が加速している。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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【アフガン情勢悪化】 アフガニスタン情勢が悪化している。タリバンが各地で攻勢を強め、首都カブールでのテロも目立つようになった。ゲーツ米国防長官が増派の検討に言及したのも、こうした危機感の表れだ。
背景の一つがパキスタン情勢。ムシャラフ大統領の影響力低下で、同国のイスラム過激派対策は強硬策→対話路線へと変化している。アフガン駐留の米欧とパキスタンの協力でタリバン掃討を進めてきた構図が緩んでいる。問題の根は深い。
米大統領選民主党候補のオバマ氏は18日、アフガンを訪ねた。何を感じ、当選した場合にはどのようなアフガン政策を打ち出すことになるのか。
【国際情勢の連鎖】 上記アフガン情勢もそうだが、世界は色々な情勢が連鎖して動いている。それを感じさせる事例が重なった。
シリアとレバノンの国交回復の背後には、色々な事情がある。シリアは戦後長らくレバノンに介入、04年までは軍を駐留させ、レバノン首相暗殺への関与も疑われた。こうした政策を欧米は厳しく批判。シリア国際的な孤立が深まった。今回の国交回復の背景には、孤立脱出の狙いがある。
しかしこの時期に判断した要因としては、米国による北朝鮮のテロ支援国家解除の動きが無視できない。フランス主導の地中海首脳会議開催は、後押しする材料になった。
米のイランとの関係改善模索の背景には、イラクなどで行き詰まったブッシュ政権の政策転換がある。しかし、最近のイスラエルによるイラン核施設攻撃情勢が、米国の動きを加速させている可能性がある。
関連を読みこなすのは面白い。
◎今週の注目: 2008年7月20-26日
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・WTOの非公式閣僚会議が21日からジュネーブで開かれる。ドーハ・ラウンドの交渉は過去数年膠着状態が続いている。しかし世界経済の先行きに対する各国首脳の危機感などから、局面打開の機運が出てきている。どう動くか、重要だ。
・米民主党大統領候補のオバマ氏が19日から中東・欧州を訪問中。外交政策に注目。
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