国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年7月27日-8月1日
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◆WTO閣僚会合が決裂(29日)☆
・貿易自由化を協議したWTOの閣僚会合が9日間の協議の末決裂した。
・農産物の緊急輸入制限などを巡り米国と中印が対立。溝が埋まらなかった。
・ドーハ・ラウンドの年内決着は不可能になり、自由化交渉は当面停滞する。
・世界経済活性化にとってマイナスの影響は避けられない。
・中印など新興国の台頭する中で、世界の政策調整機能の低下も隠せない。
◆トルコ与党、解党命令を回避(28日)☆
・憲法裁判所は、与党AKPが解党を求められた訴訟で、同党の存続を認めた。
・検察当局はAKPが国是の政経分離に反したとして、解党を求めていた。
・AKPは女子大生の構内でのスカーフ着用禁止を撤廃。これが違憲と判断された。
・世俗主義勢力はAKPを宗教政党と見て影響拡大を懸念。解党を狙ったが失敗した。
・APKはイスラム色の強い政党。昨年夏の総選挙では圧勝した。
・同国では世俗主義vs民意(イスラム色政党への支持)の対立が続いている。
◆イスラエル首相が辞任(30日)☆
・オルメルト首相が辞任を表明した。
・9月の与党カディマの党首選に不出馬。その後首相を退く。
・同首相の支持率は汚職疑惑で低下していた。
・パレスチナ自治政府との和平交渉にも影響が出そうだ。
◆カンボジア下院選、与党が勝利(27日)
・カンボジアの下院選が実施され、フン・セン首相の与党が圧勝した。
・暫定集計によると与党の人民党が123議席中90議席(前回73)と3分の2超を獲得。
・単独政権移行の可能性がある。従来は同党は民族統一戦線と連立を組んできた。
・フン・セン首相体制が一段と強化されそうだ。
◆イラク各地で爆弾テロ 50人死亡(28日)
・イラク各地で相次いで爆弾テロがあり、少なくとも50人が死亡した。
・首都バグダッドでは3件発生。北部のキルクークなどでも発生した。
・シーア派とスンニ派の対立などが背景にある。
・イランの治安はこのところ改善しているが、基本的にもろい状況に変わりはない。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
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【WTO会合の決裂】 WTOの閣僚会合が9日間の交渉の末決裂した。7年越しのドーハ・ラウンドはまた局面打開に失敗。貿易自由化交渉は低迷が続く。
ドーハ・ラウンドは2001年の開始以来、何度も失敗を繰り返してきたが、今回の会合にはこれまでにない期待があった。世界経済の先行きに対する懸念が深まる中、各国政治指導者が危機感を強めていたためだ。G8サミットなどでもWTO交渉打開が強調された。
それもあって交渉はかなりのところまで進んでが、最終局面で農産物の緊急輸入制限を巡り米国と中印の対立が解けず、決裂した。
失敗で世界が終るわけではない。英Economistは「7年の交渉が9年か10年になる」と書いた。多国間交渉の停滞を横目に、2国間のFTA(自由貿易協定)交渉は進むだろう。
それでも世界経済への悪影響は避けられない。
国際的な政策協調の機能低下も隠せない。中印など新興国の台頭で、先進国が手を握れば問題の片がつく時代はすでに過ぎ去った。そんな事実を、改めて見せつけた。
【夏休み、五輪】 WTO会合の終了で、国際会議や外交日程はひとまず小休止。世界は夏休みモードに入る。人々の関心は北京五輪に。
【テロ】 政治日程な休みモードでも、夏には不測の事態がよく起きる。テロもその一つ。今週も、イスタンブール、イラク、インドなどで連鎖反応のようにテロが起きた。
◎今週の注目: 2008年8月2-8日
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・北京五輪が8日に開幕する。競技そのものはもちろん、大会の運営や中国社会の動向、国際的な反応も注目の的。米議会の人権尊重の求めとそれに対する中国政府の反発、自由報道と言いながらその実報道規制を続ける実態など、話題は次から次へと出てくる。経済の過熱、格差拡大などにも改めて焦点が当たっている。1日には胡錦涛国家主席が海外メディアと会見、経済の安定成長を目指す政策方針などを説明した。北京はすでに、空前の警戒態勢に入っている。
・サブプライム問題が表面化してほぼ1年。市場の動向からはなお目を離せない。
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