国際ニュース・カウントダウン



◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年8月2−7日
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◆中国・新疆で警察襲撃テロ(4日)☆
・新疆ウイグル自治区カシュガルで、武装警察の部隊が襲撃され、16人が死亡した。
・当局はテロリストの犯行と断定した。北京五輪をにらんだ行動の可能性がある。
・東トルキスタン・イスラム運動との関係を疑う見方もある。
・全国的な警戒態勢下でのテロだけに、当局の衝撃の大きい。
・報道の締め付けも目立ち、中国国内では簡単に伝えただけ。
・中国当局は全土でテロ警戒を一段と強化。物々しい雰囲気の下で五輪を迎える。

◆中国に北京で五輪外交、80カ国首脳か集合(7日)☆
・五輪を前に世界の首脳が北京に集結。首脳外交を繰り広げている。
・8日の開会式には約80カ国の首脳が出席の予定。
・ブッシュ米大統領、プーチン・ロ首相、サルコジ仏大統領など。
・欧米にはチベット問題で参加に慎重な声もあったが、実利を優先した格好だ。
・ブッシュ大統領は7日、中国入り前にバンコクで演説。人権問題に懸念を表明した。
・北京五輪はかつての五輪と規模が異なるレベルでの首脳外交の場となる。

◆ソルジェニーツィン氏死去(3日)☆
・旧ソ連時代の反体制作家、ソルジェニーツィン氏が死亡した。89歳。
・「収容所群島」などで知られ、1970年にノーベル文学賞を受賞した。
・74年に市民権剥奪→国外追放→米国移住。反体制派の象徴的な存在だった。
・ソ連崩壊後の94年に帰国。民族主義的理想を掲げ、急速な市場経済化に批判的だった。
・07年にプーチン前大統領から国家賞を受けた。

◆パキスタン連立与党、大統領弾劾手続き(7日)☆
・連立与党はムシャラフ大統領の弾劾手続き開始で合意した。
・人民党のザルダリ共同総裁とPML-Nのシャリフ元首相が会見し発表した。
・週明けにも議会に決議案を提出する予定。
・与党は2月の総選挙で反大統領派が圧勝。大統領権限は急速に低下した。
・弾劾には上下院の3分の2が必要で、成立するかどうかは微妙。
・パキスタン政局が再び流動化する可能性がある。

◆米欧中銀、金利を据え置き(5-7日)
・米FRBは5日、公開市場委員会で、FF金利の2%据え置きを決めた。
・景気悪化防止とインフレ懸念の両にらみの姿勢を維持した。
・欧州中銀は7日理事会を開催。市場調節金利を4.25%に据え置いた。
・トリシェ総裁は会見で、インフレへの強い警戒感を示した。
・欧州中銀は7月にほぼ1年ぶりの利上げ(0.25%)に踏み切ったばかり。
・金融政策は難しい局面が続く。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース                  
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース         
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ                
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week
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 【北京五輪】 北京五輪が8日から始まる。五輪は常に政治と切って離せないが、北京の場合その傾向は特に顕著だ。大国に発展しつつある中国の国威発揚、人権問題、チベット分離問題、テロなど様々な動きや思惑が絡む。また五輪期間を通じ世界の目が中国に集中し、人々の生活や文化、さらには環境など問題点が世界に流れる。報道の自由(あるいは締め付け)も試される。
 4日のカシュガナルでの警察襲撃テロは、中国各地に当局の締め付けだけで押さえ切れない不満が鬱積している現実をあらわにした。7日にはイスラム過激派組織が五輪を脅迫するビデオをウエブ上で発表した。北京の警戒態勢は一段と強化された。
 聖火リレーは当初の国威発揚の場とする狙いが変貌。5日には警戒の中、お祭り気分とはすっかり違う雰囲気の下北京に到着した。
 五輪開会式を舞台にした首脳外交は五輪史上例のない規模だ。ブッシュ米大統領、プーチン・ロシア首相、サルコジ仏大統領ら約80人の大統領や首相が参加。外交を繰り広げている。
 サルコジ大統領はチベット問題の後に参加に慎重姿勢を見せていた。しかし結局開会式出席を決断。仏を訪問するダライ・ラマ14世とも会わない見通しだ。仏にとってとりあえず経済上の実利を優先させた格好で、中国にとってここでは「外交上の勝利」(政府高官)と映る。
 しかし、全体を見渡すと事態はそう簡単ではない。ブッシュ米大統領は北京入り前の7日、バンコクで演説し中国の人権問題に深い懸念を表明した。10日に予定されている胡錦涛国家主席との会談でも人権改善を要請する構えだ。
 五輪メーン会場の付近では6日、英国人活動家がチベット問題について抗議行動を行い警察に連行された。草の根レベルでの動きも予想外だ。
 開幕の前から、すでに北京五輪について語る材料は山ほどある。

 【ソロジェニーツィン氏の死】 作家のソルジェニーツィン氏が死亡した。旧ソ連時代の体制批判の象徴的な存在で、欧米メディアは大きく取り上げた。
 1970-80年代の同氏の存在は大きく、ソ連崩壊に果たした精神的な影響も無視できない。ただ、ソ連崩壊後の生き方を見ると、ロシアや他の旧ソ連国家の混迷と迷走を反映しているようにも見える。同氏はエリツィン流の急激な市場経済化に反対、ロシア民族主義的な思想を訴えたが、人々の心を広く捉えるメッセージにはならなかった。
 プーチン政権との関係は悪くなく、2007年には国家賞を受けた。葬儀にはメドベージェフ大統領が出席した。
 英Financial Timesは評伝で、Soviet critic who was exiled, restored and ignored(亡命し、復活し、そして無視された)と書いた。


◎今週の注目: 2008年8月8-15日
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・北京五輪が8日から始まる。開幕前から政治・社会の動向は大いに関心を集めているが、競技にも注目。
・サブプライム問題が表面化してから9日で1年になる。金融市場不安は依然世界の最重要問題の1つ。


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