国際ニュース・カウントダウン


◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年8月17−22日
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◆パキスタン大統領が辞任(18日)☆☆
・ムシャラフ大統領が辞任した。議会による弾劾が不可避と判断したため。
・大統領は99年に権力を掌握。9.11後は対テロ戦争の前線国として米に協力してきた。
・しかし強権政治批判などで支持が低下。今年2月の総選挙で反大統領はに敗北した。
・同国政局は新局面に入るが、混乱が一段と深まる懸念がある。
・アフガン情勢など、国政情勢に与える影響も大きい。
・21日には首都近郊でイスラム過激派によるテロがあり、60人が死亡した。

◆グルジア紛争、ロシアの駐留続く ☆
・グルジア紛争は、和平「6原則」合意後もロシア軍がグルジア駐留を継続。
・メドベージェフ大統領は18日撤退開始を発表したが、完了時期などは不明だ。
・米欧は撤退を要求。19日のNATO外相会議はロシアとの協力の部分的凍結を決めた。
・ただ、こうした圧力が撤退履行に結びついていない状況。
・ロシアはグルジアの東西の物流、石油パイプラインを遮断。圧力をかけている。

◆アフガン混乱拡大、仏兵10人死亡(18−19日) ☆
・アフガニスタンでタリバンの攻撃が激化している。
・18-19日にはカブール東方で仏軍が襲撃を受け、10人が死亡した。
・1度の戦闘による外国兵の死者としては2001年のアフガン戦争以降で最大。
・パキスタンのムシャラフ大統領辞任を機に、タリバンが攻勢に出た可能性がある。
・21日にも各地でカナダ、ポーランド兵など6人が死亡した。
・サルコジ仏大統領は19日現地を訪問。ブラウン英首相も21日カブールを訪れた。

◆米、ポーランドがミサイル防衛システム調印(20日)☆
・米国とポーランドはミサイル衛施設の配備に関する合意文書に調印した。
・ポーランドが配備条件などで歩み寄った。
・米国はチェコとはすでに調印している。
・ポーランド世論は配備への賛否で割れていたが、グルジア紛争を機に賛成が増えた。

◆米大統領選、マケイン氏が支持率逆転(20日)☆
・一部世論調査で共和党のマケイン候補が民主党・オバマ氏を上回った。
・世論調査会社ゾグビーの調査。マケイン氏の逆転は選挙戦で初めて。
・背景にはグルジア情勢、石油価格上昇を初めとする経済問題などがあるとみられる。
・選挙戦はオバマ有利で推移してきたが、接戦になってきた。

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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース                  
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース         
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ                
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week
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 【連鎖反応】 前週に続いて重要ニュースが相次いだ。パキスタンのムシャラフ大統領の辞任はそれだけで大ニュースだが、アフガン情勢の一段の悪化に連動。グルジア紛争は緊張が続くが、これが米・ポーランドのミサイル防衛施設調印に影響した。米大統領選の支持率でマケイン候補が初めてオバマ候補を一部調査で上回ったのも、国際情勢の影響抜きには考えられない。

 【グルジア情勢の方程式】 グルジア紛争は和平の「6原則」合意後もロシア軍の撤退が遅れ、緊張が続いている。米欧はNATO外相理事会でロシアとの関係の一部凍結を決めるなど圧力をかけるが、効果は限定的。国連安保理でも米欧とロシアの対立が続き、にらみ合いが続く。
 ロシアは「5日戦争」でグルジア内に侵攻した既成事実を使い、グルジアに圧力をかけている。東西交通の要所のゴリを押さえて物流や石油パイプラインを遮断。グルジア経済の悪化→サーカシビリ政権の転覆を目指しているという分析が多い。
 米欧にしてもロシアと全面対決する気はなく、ましてや軍事衝突など想定外。特に欧州は石油・ガスをロシアに依存するだけに、強硬姿勢にも限界がある。
 一方のロシアも米欧との協力なしに経済発展はおぼつかない。ロシアの株や通貨は紛争後に大幅に下落。こちらも強硬姿勢一点張りでは無理がある。
 紛争の背景にはNATO拡大などを巡るロシア対米欧の対立があるが、そうした単純な構図だけでは理解できない要素がある。

 【北京五輪終盤】 北京五輪も終盤に入った。中国の威信をかけた演出、大規模な警戒態勢、報道規制などは変わらないが、大会期間中にチベットで大規模な弾圧があったかもしれないとの情報が入ってきた。仏訪問中のダライ・ラマ14世がル・モンド紙とのインタビューで明らかにしたもので、18日にチベット東部で起きたという。真偽の確認はまだできていないが、五輪後にまたチベット問題などに焦点が当たるのは必至だ。


◎今週の注目: 2008年8月23-30日
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・北京五輪の閉会式が24日。
・グルジア情勢は依然緊張が続く。
・パキスタン情勢も流動的な状況が続く。連立与党間では、ムシャラフ退任後の主導権争いが加熱しそうな情勢。イスラム過激派によるテロの懸念も消えない。アフガン情勢と併せて要注目だ。
・米民主党大統領候補のオバマ氏が副大統領候補を発表する見通し。すでに人選を終えたと21日明らかにした。23日までに電子メールで具体名を公開する可能性が大きい。





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