国際ニュース・カウントダウン



◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年8月31日−9月6日
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

◆タイで非常事態宣言(2日)☆
・サマック首相は首都バンコクに非常事態宣言を発令した。
・政権打倒を掲げる市民団体PADと親政府派市民の衝突発生を受けて決定した。
・3日には反首相派の組合がストを実施したが、参加者は限定的で不発。
・翌4日、政府は政権支持を問う国民投票の実施を閣議決定した。
・非常事態宣言後もPADは首相府選挙を継続。軍は静観のまま。
・タイ政治は混乱が長期化する見通しになった。
・株価の下落、通貨バーツの売りなど経済への影響も出ている。

◆ウクライナ政権、大統領派が離脱表明(3日)☆
・ユーシェンコ大統領支持派の政党が、連立政権からの離脱を表明した。
・対ロ政策を巡り、ティモシェンコ首相率いる政党との意見相違が表面化した。
・両党はともに親欧米派で、07年末に連立政権を樹立している。
・しかしグルジア紛争で対ロ強硬の大統領派と慎重な首相派の対立が浮上した。
・背後には大統領と首相の主導権争いもある。
・展開次第では連立組替えや議会解散があり、政局は不透明性を増している。
・EUやNATO加盟交渉にも影響する可能性がある。

◆パキスタン大統領にザルダリ氏(6日)☆
・大統領選が上下両院、4州議会議員により実施された。
・人民党のザルダリ共同総裁が当選した。暗殺されたブット元首相の夫。
・文民大統領は9年ぶり。任期は5年。
・ただ大統領選を巡り人民党とPML-Nの連立が崩壊。政局の行方は不透明だ。

◆米共和党大会、マケイン候補を指名(4日)☆
・米共和党は1-4日党大会を開き、マケイン上院議員を大統領候補に指名した。
・副大統領候補にはペイリン・アラスカ州知事を選んだ。
・政策綱領ではイラク撤退に期限を設けないこと、対ロ強硬姿勢などを主張。
・経済では法人税率の引き下げなどをうたった。
・大統領選は11月初めの投票無にけ、本番に入る。

◆米印原子力協定を承認(6日)
・原子力供給国グループは臨時総会で、米印原子力協定の承認を決めた。
・核拡散防止条約非加盟のインドに対する米の民生用原子力技術支援を認める。
・同グループの輸出管理規定に沿わない内容だが、例外を認めた。
・同協定に対しては、核非拡散の立場から反対の声もあった。
・しかし米の対インド協力などに配慮した格好。

 ┌─────────────────────────────
 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース                  
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース         
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├─────────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ                
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
 └─────────────────────────────


◎寸評:of the Week
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

 【市場変化】 世界の市場動向の潮目が変化している。欧州景気悪化の見通しを受けて、欧州株が下落。ユーロ・英ポンド相場は対米ドルで低下している。これまでのドル安・欧州通貨高の流れが変化した格好だ。原油価格もこのところ下がっている。先行きに予断を持つべきでないが、「流れの変化」に意識して注視すべきだ。

 【ロシアからの資金流出】 ロシアからの資金流出に注目が集まる。グルジア紛争勃発以降の資金流出は、数十億ドルとも数百億ドルともいわれる。中銀はルーブル安防止の介入をしている。
 対米欧で強硬姿勢を崩さないロシアだが、アキレス腱は経済。プーチン政権といえども、市場の動きをコントロールすることはできない。資金流出は、グルジア紛争はじめ安全保障にも影響する。

 【ハリケーン】 米南部を襲ったハリケーン「グスタフ」は共和党大会の日程を変えたが、人的被害は限定的だった。数十万人とも200万人ともいわれる非難が奏功した形。カトリーナの教訓が生きた形だが、それにしても自然災害の影響を改めて意識させる。





◎今週の注目: 2008年9月7−13日
  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

・9.11から7年目を迎える。この間世界はアフガン戦争、イラク戦争などを経験したが、テロの脅威にどう向き合うかはなお手探りだ。対テロ戦争に強硬策で挑んだ米ブッシュ政権は、イラク戦争のつまずきから影響力が低下。世界は指導力の欠如に直面している。そんな中で米国は次期指導者を選ぶ大統領選が佳境に入っている。
・グルジア、ウクライナ、タイ、パキスタンなど、政治の動きから目を離せない。


homepage 最新号 週間カウントダウン
backnumber
column
国際ニュースを切る
読者からの便り


Copyright(C)2000−2008 INCD-club