国際ニュース・カウントダウン



◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2008年12月14-20日
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◆米、実質ゼロ金利(16日)☆☆
・FRBはFF金利の誘導目標を0-0.25%に切り下げ。実質ゼロ金利にした。
・同時に市場に資金供給を拡大する量的緩和政策の導入を表明した。
・実質ゼロ金利、量的緩和政策とも初めて。
・世界的な金融危機、経済危機に対応し、前例のない決断をした。
・米金融政策は未踏領域に入った。

◆米自動車救済につなぎ融資(19日)☆
・ブッシュ大統領はGMとクライスラーにつなぎ融資実施を発表した。
・最大174億ドルで、金融救済法に基づく公的資金を活用する。
・両社の破綻は景気後退を深刻化すると判断。破綻をひとまず回避する。
・2社には3月までに再建策策定を要求。メディアは3か月の猶予と報じた。
・本格的な救済・再建議論はオバマ政権に持ち越す。

◆タイ首相に反タクシン派アピシット氏(15日)☆
・国会は首相に反タクシン派の民主党アピシット党首を選出した。
・旧タクシン派の一部議員らの支持を獲得。連立政権を発足させる。
・同国政治は、反タクシン派の抗議行動で空港が閉鎖するなど混乱。
・憲法裁は2日、タクシン派のソムチャイ首相の失職と与党解党を命じた。
・政変は、野党と軍、司法などによる武力なきクーデターの色合いがある。
・タクシン派は抗議デモを展開。政局の行方はなお不透明だ。
・タイでは06年からの軍政の後、昨年12月の総選挙でタクシン派が勝利した。
・しかし都市中間層を基盤とする野党や軍は反発。対立が続いている。

◆ナスダック元会長による詐欺被害拡大 ☆(^^) 
・マドフ・ナスダック元会長による詐欺の被害が広がっている。
・元会長はファンドを運営。ねずみ講に似た手口で資金を集めた。
・FBIは11日、同氏を詐欺の疑いで逮捕した。
・米欧金融機関などで相次ぎ被害が表面化。総額500億ドルとも言われる。
・前代未聞の詐欺で、金融バブル時代のあだ花的な面がある。
・事件を契機にヘッジファンドの開示不足への批判が高まる可能性もある。
・ねずみ講は英語ではPonzi Schieme。

◆米大統領に靴、イラクを最後の訪問(14日) ☆(^^)
・ブッシュ米大統領がバクダッドを予告なしに訪問した。
・訪問は4回目で、来年1月の退任前の最後の訪問と見られる。
・会見ではイラク人記者に靴を投げつけられた。
・危うく避けたが、全世界に中継され、地元の感情を見せ付ける格好になった。
・訪問中マリキ首相との間で、米軍の駐留を3年認める地位協定に著名した。


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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース                  
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース         
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ                
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week
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 【揺れる世界】 年末になっても世界が揺れ動いている。金融不安、経済悪化のニュースは依然目白押し。米国の実質ゼロ金利導入、米自動車業界救済(つなぎ融資)など大見出しのニュースが相次ぐ。政治ではブッシュ米大統領のイラク、アフガン訪問、ブラウン英首相のイラク訪問(2009年前半の英軍撤退表明)、タイ情勢急変、ロシアのウクライナへのガス供給停止警告、ジンバブエ情勢悪化、オバマ次期米大統領の閣僚決定(環境政策は転換)など重要な動きが続く。ゆっくり年末回顧、というムードになりにくい。英Economist誌が12月初めに発売する恒例の「新年展望」も、何か間が抜けている感じだ。

 【Person of the year】 米Time誌恒例の「今年の人」にオバマ次期大統領が選ばれた。選択には毎年異論があるが、今年は反対者は少ないのではないか。超大国米国における黒人初の大統領は、政治的にも社会・文化的にも歴史的。金融危機で暗い年にあって、人々に希望を与える出来事といっていい。

 【靴攻撃】 バクダッドで会見中のブッシュ米大統領への靴攻撃は、色々な意味で印象的だった。イラク人記者が叫んだ「犬め」は、イスラム世界では最大級の侮蔑の言葉。靴を投げつけるのはイラクでは最大の侮辱だ。逮捕された記者は中東では人気者となり、イラクでは支持のデモも起きた。
 米国がサダム・フセイン政権を打倒したことへの意見は地元でも割れる。足下の治安維持のために米軍の駐在継続を望む声がある多いのも事実だ(地位協定調印はそのため)。それでも、反米感情はとてつもなく強い。英語のメディアは"shoe attack"という言葉とともにそんな雰囲気を伝えた。

 【史上最低級の大統領評価】 ブッシュ米大統領の8年を回顧する特集が増えた。イラク戦争の失敗などで評判は芳しくなく、歴代大統領でも最低クラスの評価になるという見方が多い。8年間に米国の威信・影響力は否定のしようがないほど低下した。民主党支持者だけでなく、共和党の政治家や専門家からも辛辣なコメントが出る。
 イラク戦争へと駆り立てた米単独主義はすでに事実上撤回。自由経済至上主義も金融危機で破綻した。大統領は歴史の評価にどう向き合おうとしているのだろうか。


◎今週の注目: 2008年12月21−27日
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・クリスマス休暇で普段の年なら静かな時期になるが、今年は金融危機、経済悪化など注目の材料に欠かない。まだまだ予想外の動きがありそうだ。




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