国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年1月18-24日
◆オバマ米大統領が就任(20日)☆☆☆
・米第44代大統領にバラク・オバマ氏が就任した。
・初の黒人大統領で、人種の壁を超えた歴史的な意義を持つ。
・ワシントンには200万人近くが集まり式典に参加した。
・就任演説はブッシュ時代との決別を示し、米国再建を強調。
・経済危機克服への決意や、国際協調外交への転換を表明した。
・世界は大きな期待感を持って新大統領を迎えた。
◆米大統領、グアンタナモ収容所閉鎖を指示(22日)☆
・オバマ氏は1年内に収容所閉鎖を指示する大統領令に署名した。
・同所はグアンタナモ基地内にあり、テロ容疑者250人を収容。
・容疑者への拷問などが発覚。前政権の人権軽視の象徴になっていた。
・容疑者の移送先をどうするかなどが焦点になる。
・大統領は21日には安保会合でイラク撤退計画の策定を指示した。
・中東和平特使とアフガン・パキスタン担当特別代表を指名した。
・経済対策では2月中旬までに景気対策策定の意向を表明した。
◆世界経済の悪化加速 ☆
・世界経済の悪化に拍車がかかっている。
・中国が22日発表した08年10-12月GDPは、前年比6.8%成長に低下。
・英国は23日、公式に景気後退入りした。
・UNCTAD予測では、2009年の世界経済はマイナス成長の可能性がある。
◆世界各地で相次ぎ人員削減 ☆
・08年10-12月決算の発表時期を迎え、民間企業の業績悪化が相次いだ。
・韓国のサムソンは上場来初の赤字。ソニーは通期で14年ぶり赤字。
・グーグルは上場来初の減益となる。
・こうした中、各社は合理化を推進。
・21日にはマイクロソフト、ソニーが人員削減計画を発表した。
・インテルなど優良企業の人員削減も相次いでいる。
◆イスラエルとハマスが一方的停戦(18日)☆
・イスラエルはガザでの戦闘停止を決定。21日までに撤退を完了した。
・ハマスも1週間の停戦を一方的に宣言した。
・昨年末イスラエルの空爆で始まった戦闘は、22日間でひとまず収束した。
・この間ガザは大々的に破壊され、死者は1300人を超えた。
・ただ、イスラエル軍はガザの経済封鎖を維持。
・長期停戦に向けた話し合いは進んでいない。
・情勢は不透明なまま、米オバマ政権発足、イスラエル総選挙へと進む。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
【オバマ新大統領】 オバマ米新大統領の就任に世界が沸いた。初の黒人大統領誕生は、それだけで歴史的。首都ワシントンには歴史的瞬間をともに味わおうと200万人近い人々が終結。世界のメディアのカバーも熱狂的だった。人々にここまで期待を抱かせ、気持ちを高揚させた事例は近年あまりない。
とはいえ、大統領自身が就任演説で強調したように、直面する現実は厳しく、課題は大きい。大恐慌以来の経済危機はここにきて再度深刻化。世界各地で経済悪化→社会不安拡大の悪循環の芽が見られる。こうした現実を反映してか、世論の祝賀ムードをよそに、20日のNY株式市場ではNYダウ株価が4%下落した。
【米新大統領下の世界指導】 オバマ新大統領就任をきっかけに、世界が大きく動き始めようとしている。イスラエルとハマスは一方的停戦を表明したが、米新政権発足を意識した動き。大統領就任後、新政権は矢継ぎ早に新しい政策を打ち出した。グアンタナモ収容所の閉鎖決定のように政策の大転換もあり、それが世界にインパクトを与る。経済危機対応でも、近々いくつもの重要決定が出てくる見込み。変化の連鎖が様々な分野で起きるだろう。
【一方的停戦】 イスラエルとハマスがともに一方的停戦を表明。昨年暮れからの戦闘はひとまず収束した。
イスラエルは18日、ハマスの軍事施設をたたくという当初の目的を達成したとして、戦闘停止を表明した。背後には紛争の泥沼化懸念、国際的批判への反応などがあるが、20日の米オバマ政権発足も意識していたのは間違いない。ハマスもイスラエルの1週間以内の撤退、検問所の開放などを条件に戦闘停止を表明した。
とはいえ、両者の間に停戦合意が成立したわけではない。
立場の違いは決定的だ。イスラエルは選挙で選ばれたハマス政権を「テロ集団」として正統性を認めず、国際条約に違反するガザ閉鎖を続ける(150万人の住民が電気、水道の供給が不十分な劣悪な条件下で生活)。一方のハマスはイスラエルの存在を認めず、武力闘争を是とする立場を変えない。今回の紛争による死者は1300人を超え、憎悪の念は一層強まった。
長期的な停戦には、ガザへの武器持込みを管理するエジプト・ガザ国境の監視やイスラエルによるガザ封鎖解除がカギになる。しかし実現は容易ではない。紛争がいつ再燃してもおかしくない。
目先の焦点はオバマ米政権の対応と2月10日のイスラエルの総選挙になるだろう。米新政権の動きでは、ミッチェル元上院銀を中東和平担当の特使に指名する一方、大統領はイスラエルの立場に配慮する発言もしている。
◎今週の注目: 2009年1月25−31日
・米オバマ新政権の動きは急だ。外交や経済対策で新方針を次々と打ち出す見込み。
・ダボス会議が28日から始まる。「経済危機後の世界のあり方」(Shaping the Post-Crisis World)をテーマに、世界各国の首脳、政治家、経済リーダーらが議論する。時宜を得たテーマで、通常以上に関心も高い。
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