国際ニュース・カウントダウン



◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年2月22-28日


◆米政府、イラク撤退計画を発表(27日)☆☆
・オバマ大統領はNカロライナ州の海兵隊基地で、イラク撤退計画を発表した。
・2010年8月までに駐イラクの全戦闘部隊約10万人を撤退させる。
・撤退後は3.5-5万人体制に改め、イラク治安部隊の教育などに当たる。
・その後、地位協定で定めた2011年末までに全面撤退する。
・撤退でイラクでの軍事・財政負担を軽減。アフガン対策に重点を移す。
・イランを含む周辺国を関与を求めイラク復興に協力して取り組む方針も示した。
・戦争を主導したブッシュ政権から明確に転換。イラク政策は新段階に入る。
・米軍は2003年からイラクに駐留し現在14万人。すでに4000人超の犠牲者が出た。
・同国の昨年から治安が改善。撤退の条件が整いつつある。
・ただ、今後の情勢はなお不透明で、撤退実施には曲折の可能性もある。

◆米、シティGを政府管理下に(27日)☆☆
・米政府はシティグループの追加救済策を発表した。
・保有する優先株を普通株に転換。最大36%の筆頭株主になる。
・シティは事実上政府の管理下に入る。
・米政府は計450億ドルの公的資金を投入。シティも2分割などを打ち出した。
・しかし再建のメドはたたず、株価は一時1ドル台まで低迷した。
・米国を代表するシティの政府管理下入りで、金融救済は新たな段階に入る。
・米当局は25日には大手行の資産の厳格査定(ストレステスト)を開始した。
・潜在的な損失を確定し、資本不足の懸念解消に役立てる狙い。
・欧州でも主要銀の政府管理や国有化が進んでいる。

◆米大統領が姿勢方針演説、米再建を強調(24日)☆
・オバマ大統領は施政方針演説に相当する議会演説を行った。
・経済危機への対応を説明した上で、米国再建への取り組みを呼びかけた。
・演説ではまず目先の金融救済策や景気対策を説明し、理解と協力を求めた。
・長期的投資戦略は、エネルギー、医療、教育を重点分野として掲げた。
・短期利益優先など過去の反省を国民にも求め、将来への努力を促したのも特徴。
・新政権の政策方向が示され、焦点の焦点は具体策の肉付けと政策実施に移る。

◆中東欧の経済危機深刻化、世銀など緊急支援(27日)☆
・中東欧の経済・通貨危機が深刻化。
・世銀と欧州投資銀、欧州開発銀は、245億ユーロの緊急支援を表明した。
・昨年秋の通貨危機後、西欧の銀行などが中東欧からの資金を引き上げ。
・企業の資金繰り悪化が進み、経済の悪化、金融不安が深刻化している。
・ハンガリー、ポーランド、チェコの通貨は昨年秋以来3-5割下落した。
・中東欧経済破綻なら、貸倒れをなどを通じ西欧にも跳ね返りかねない。
・このためEU諸国も危機感を深めている。

◆UAE中銀、ドバイを救済へ(22日)☆
・UAE中銀はドバイ首長国発行の政府債200億ドルの半額を引き受けると発表した。
・ドバイの政府系企業が抱える債務返済に使う。
・UAEによる事実上のドバイ支援。
・ドバイは積極的なプロジェクトで近年急速に発展してきた。
・しかし金融危機後は成長が減速、膨大な借入が負担になっていた。
・中東の開発モデルの象徴だったドバイの苦境は、国際経済の潮目の変化を映す。


 ┌─────────────────────────────
 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース                  
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース         
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
 ├─────────────────────────────
 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ                
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
 └─────────────────────────────


◎寸評:of the Week


 【米国節目の週】 米国が大きく動いた。24日にオバマ大統領が施政方針演説を実施。27日には注目のイラク撤退計画を発表。経済では週明けの22日朝、金融市場の不安払拭に緊急声明を発表した。27日にはシティグループの追加救済策を発表し、実質政府管理に踏み切った。26日には予算の基本方針を示した。重要ニュースのオンパレードで、節目となる週だった。


◎今週の注目: 2009年3月1−7日
 

・中国の全人代が1日から。世界的経済悪化で中国の成長も減速。財政赤字の拡大や、特に地方での失業拡大などの問題に直面している。
・ASEAN首脳会議が3月1日
・米英首脳会議が3日にワシントンで。金融危機やイラク、アフガン政策などでどんな話を打ち出すか。


homepage 最新号 週間カウントダウン
backnumber
column
国際ニュースを切る
読者からの便り


Copyright(C)2000−2009 INCD-club