国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年4月26日-5日3日
◆新型インフルエンザ、世界に拡大 ☆☆
・メキシコ発の新型インフルエンザが世界各地に伝播し始めた。
・感染者は北米から欧州アジアに広がり、2日までに17カ国で確認。
・2次感染も広がっている。
・WHOは27日に警戒水準を4に引上げ。29日には5に変更した。
・各国は入国管理の強化、渡航制限などの対応を打出している。
・しかし封じ込めは不可能。世界的流行になるとの見方が多い。
・工場の操業停止、学校閉鎖など経済・社会的な影響も出ている。
・焦点は流行被害の縮小、経済・社会的悪影響防止に移りつつある。
◆クライスラーが破産法申請(30日)☆
・クライスラーは連邦破産法11条の適用を申請した。
・資産を新会社に移管し、法の保護下で再建を目指す。
・30-60日で手続き完了する「早期決着」を目指す。
・米加政府が再建を支援。計105億ドルを拠出する。
・伊フィアットとの提携でも合意した。
・オバマ大統領は会見し、強いクライスラーへの再生を期待した。
・同社は経済悪化などで経営悪化。政府に支援を求めていた。
・自主再建案は債権者や労組との調整がつかず、法活用に踏み切った。
・ディーラー網の縮小など大幅な事業再編に動く可能性が大きい。
・ただ関係者利害は交錯しており、60日内の完了は困難との見方も強い。
・同社は世界11位だが、旧ビッグ3の一角。米社会への衝撃も大きい。
・6月1日に期限を迎えるGMの再建計画の行方にも影響しそうだ。
◆オバマ大統領100日 (29日)☆
・オバマ大統領が就任100日を経過。記者会見を開いた。
・この間、難問の経済対策に大きな失点なく対応。
・外交は対話重視の政策を打ち出し、ブッシュ前政権と一線を画した。
・会見は課題幅広く国民に語りかける予定だったが、状況が変化。
・クライスラー支援や新型インフルインフルエンザなどに関心が集中した。
・国民の支持率は依然高く、オバマブームはなお続いている。
・ただ、諸課題解決のめどが見えてきたわけではなく、正念場はこれから。
◆韓国、前大統領を聴取(30日)☆
・韓国最高検察庁は盧武鉉前大統領から事情聴取した。
・夫人ら親族が不正資金を受領したとの疑惑に関するもの。
・前大統領は反既得権層を掲げていたが、周囲の癒着を断ち切れなかった。
・背後に李明博政権の野党揺さぶりの思惑を指摘する向きもある。
・韓国では80年代の全斗煥政権以来、5代の大統領に不正疑惑が表面化。
・政治風土の構造的な問題を指摘する声も多い。
◆米1-3GDP、6.1%減(29日)
・米国の1-3月のGDPは、年率前期比6.1%減少した。3・4半期連続のマイナス。
・4月の米自動車販売は前年比34%減少した。
・ドイツは29日、1009年の成長率見通しをマイナス6%と発表した。
・経済指標に一部では悪化下げ止まりの兆しもあるが、悪化自体に変わりはない。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
【新型インフルエンザ】 新型インフルエンザが各地に伝播。世界はこのニュースで一色だ。昨年9月のリーマン・ショック時、「世界の風景は一週間で一変した」と言われたが、今回もそんな印象だ。問題が問いかけるものは多い。
【クライスラー破綻】 クライスラーがついに破産法申請に踏み切った。米自動車救済をめぐっては、「オバマ政権は民主党だからビッグ3をつぶさないだろう」という思惑もあったが、簡単に裏切られた。世界はもはや、そんな「昨日の政治の理屈」で動くような時代ではない。変化を改めて印象付けた。6月1日に期限を迎えるGMの再建議論に大きな影響を与えるのは必至だ。
【メーデー】 日本ではほとんど死語になっている感もあるが、欧州や中南米などでは5月1日のメーデーは依然重要。今年はとくに世界経済悪化で労働者の不満も高まっており、事前の関心は高かった。当日各地ではデモなど様々な活動があった。ただ、世界の関心は新型インフルエンザに向かい、インパクトは薄いものになった。
【イラク情勢】 イラクの情勢が再び悪化している。29日にはバクダッド地域で2件の爆発があり40人以上が死亡した。1-2月にはテロがかなり減少したが、そのまま平穏化に向かうと見るのは楽観的すぎる。一進一退が続くと見るのが妥当だろう。「イラクは好転、アフガンは悪化」というのは大きな流れとしてはそうなのだろうが、事態はそう単純ではない。
◎今週の注目: 2009年5月2−8日
・新型インフルエンザの感染拡大がなお進むのは確実。WHOが経過水準を6に引き上げ、Pandemic(世界的大流行)宣言するのも近いとみられる。
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