国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年5月4-9日
◆米が金融機関の資産査定、10社で740億ドル資本不足(7日)☆
・米政府とFRBは大手金融機関19社の資産査定(stress tests)を発表した。
・景気悪化を見込んだ潜在的損失は来年末までに計6000億ドルと予測。
・19社中10社が資本不足に陥り、総額は計746億ドルになると査定した。
・10社はバンク・オブ・アメリカ、ウェルズ・ファーゴなど。
・資本不足を指摘された社は、増資など資本増強策を打出した。
・査定結果は市場の事前予測より良い内容。このため発表後株価は上昇した。
・米は昨年主要金融機関に一律公的資本注入したが、選別した格好。
◆新型インフルエンザ、拡大続く ☆
・新型インフルエンザの感染拡大が続いている。
・日本時間9日までの感染確認は27カ国。3400人以上になった。
・米墨に続きカナダでも死者が出た。
・WHOの警戒水準の6への引上げは、今週は見送られた。
◆米大統領、アフガン・パキ首脳と会談(6日)☆
・オバマ大統領はワシントンでアフガン、パキスタン大統領と会談した。
・このところ悪化が進む両国の治安問題などを協議した。
・米は3月、両国の問題に包括的に対応する方針(AfPac)を表明。
・アフガンへの増派計画(2.1増派し6万人に)も発表した。
・しかしタリバンが勢力を拡大。情勢は悪化している。
・パキスタン北西部では大量の難民が発生。誤爆等を機に反米感情も高まった。
・首脳会談は問題への強い危機感を示すものとなった。
◆南ア大統領にズマ氏(6日)
・議会はANC議長のズマ氏を大統領に選出。9日に就任した。
・ANCは先の総選挙で圧勝。非議員のズマ氏は大統領就任に必要な議席を得た。
・同氏は国民の人気が高いが、大衆迎合的な傾向も指摘される。
・アフリカの大国として、政権の行方は周辺地域への影響も大きい。
◆世界の株価が回復
・世界各地の株価が3月を底に回復している。
・欧米の主要株価は年初の水準まで回復。インドなど新興国も戻している。
・経済悪化に歯止めの兆しが見えてきた、との見方から。
・先行きはまだ予断を許さないが、2-3月の悲観ムードは一服している。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
【インフルエンザ】 先週以降の1週間は「予想の範囲内で感染が拡大が進んだ」という印象。パニックも今のところ起きていない。
【ロシア双頭体制1年】 ロシアでメドベージェフ大統領とプーチン首相の体制が発足して1年を経過した。当初は「大統領はプーチン氏の操り人形」という見方もあったが、それなりの存在感を誇示。文字通り双頭体制になっている。この間の経済悪化も当然権力関係に影響しているだろう(ただしどう作用したか、クレムリンの内幕はなかなか伝わってこない)。不況で人々の不満がさらに高まれば、リスクを取って思い切った決断が必要になる局面も出てくるだろう。その時に政治はどう動き、力関係はどうなるのか。政治権力の構造上、双頭体制は不安定、という歴史の実例も忘れてはならない。
◎今週の注目: 2009年5月10−16日
・引き続き新型インフルエンザ問題。
・1カ月に渡って行われたインドの総選挙が13日の第5回投票で終了。16日に一斉に開票される。
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