国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年7月27日-8月2日
◆MSとヤフーが提携(29日)☆
・米マイクロソフトとヤフーが検索・広告分野での提携を発表した。
・ヤフーはMSの検索エンジンを活用。一方、MSサイトに広告を配信する。期間は10年。
・検索ビジネスを立て直し、首位グーグルを追撃する狙い。
・検索市場シェアはヤフーが20%、MSが8%で、単純合計28%になる。グーグルは65%。
・MSは08年1月にヤフー買収を提案したが決裂。
・ヤフーはその後グーグルとの提携なども模索したが失敗。結局MSとの提携になった。
・IT業界の覇権争いにも影響する。
◆ナイジェリア北部で騒乱、宗派対立深刻化(26日-)☆
・同国北部でイスラム過激派と警察当局などの間で大規模な騒乱が発生した。
・ボコ・ハラムと名乗る集団がメンバー逮捕をきっかけに警察を襲撃。
・その後キリスト教会や一般住民攻撃に広がり、数百人以上の死者が出た。
・混乱は長期化する懸念がある。
・過激派は欧米流の教育を否定し、イスラム法の厳格な適用を求めている。
・同国国民は南部のキリスト教徒と北部のイスラム教徒に2分される。
・1999年以降、北部諸州はイスラム法を導入。イスラムの影響が強まっている。
・そうした中で一部集団はさらに厳格な適用などを求め、過激化していた。
・これまでもキリスト教-イスラム教の衝突はあったが、今回の騒乱は新しい形。
・欧米メディアは「タリバン」(神学生)の反乱などと報じている。
・国際的なイスラム過激派のつながりを指摘する見方もある。
・ナイジェリアは南部の油田地帯でも、富の分配や環境問題を巡り対立がある。
◆米中戦略対話、協調を演出(27-28日)☆
・米中の戦略対話がワシントンで開催した。
・クリントン国務長官、ガイトナー財務長官、王岐山副首相らが参加。
・マクロ経済での協調、北朝鮮の核問題での協力などで合意した。
・オバマ大統領は開会式で、米中が協力して世界的問題に取り組むと強調した。
・人権など対立する問題を抱えながらも、米中協力を演出した格好。
・中国の存在感の拡大、米中相互依存の深化などを改めて認識させた。
◆米経済、底入れ兆し(31日)
・31日発表の米国の4-6月のGDPは前期比年率1%減。1-3月の6.4%減から改善した。
・オバマ大統領は声明を発表。経済が正しい方向に進んでいる兆候と述べた。
・企業の4-6月期業績も市場予測を上回るペースで回復している。
・米国と世界経済に底入れ観が出てきたとの見方を裏付ける。
・ただ雇用などは悪化が続く。金融危機再燃の懸念などリスクは続く。
◆新型インフル、拡大続く
・新型インフルエンザの拡大が予想通り、徐々に進んでいる。
・7月末時点で世界で15万人以上の感染を確認。
・流行期の冬を迎えた南半球だけでなく、北半球でも感染が止まっていない。
・WHOは29日、向う2年で世界人口の20-40%が感染する可能性があるとの見解を示した。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
【経済底打ちと資本主義の変質】 世界経済の底打ち感が強まってきた。米国の4-6月GDPの減少率は前期から大きく改善。企業業績も下げ止まりを示した。もちろん雇用悪化、金融危機再燃の恐れなど懸念材料はあるが、底入れの希望的観測を裏打ちした感じだ。
そうした回復(悪化歯止め)を支えているのが、国のお金。各国とも金融機関の救済はもとより、公共事業、消費者支援と広範だ。31日にも米下院が、低燃費車の購入支援に20億ドルを上乗せする法案を可決した。欧州や日本でも、同様の制度が導入されている。
金融危機後、資本主義のあり方を問う議論が続いているが、方向性はなかなか見えてこない。しかし議論の行方を待つこともなく、資本主義の実態は既成事実の積み重ねを持ってすっかり変わってしまった。しっかりとらえておくべき現実だろう。
【オバマカラー】 米オバマ政権の支持率がまた下がった。NBCとワシントン・ポストの調査では支持率53%。CBSとNYタイムズ調査でも58%と、60%割れだ。
就任直後の蜜月が終わり、支持率が下がるのは当然と言えば当然。気になるのは支持低下の原因が、選挙戦時からの肝いりである医療制度改革の難航にあることだ。政権提案の改革案には野党共和党ばかりでなく、国民の間にも結構抵抗が強い。当初夏前の合意を目指していた議会審議は、実質秋以降に先送りされた。
こんな今週米国で話題になったのは、オバマ大統領主催のホワイトハウス庭でのビールを交えた一席。招いたのはハーバード大の黒人教授と警察官だ。鍵をなくして自宅に入るところを警察官が尋問、その後の措置や大統領のコメントなどを巡り政治問題化した。処理を誤ると人種問題に火がつきかねないだけに、大統領も火消しに必死になった。
政治家には政策立案・実行や議会との調整など伝統的な政治力に加え、コミュニケーション力や人間の魅力が問われる。オバマ大統領は後者を特に得意としてきた。色々な意味で、オバマ流の力が問われる。
◎今週の注目: 2009年8月2-8日
・ナイジェリアの騒乱は同国固有の問題のみならず、国を超えたイスラム過激派の活動などアフリカ全体にも影響する問題。行方に注目。
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