国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年8月9日-15日
◆ミャンマー軍政、スー・チー氏の軟禁延長(11日)☆
・軍事政権はアウン・サン・スー・チー氏に自宅軟禁1年6月のを命じた。
・特別法廷が禁錮3年の判決→軍政の判断という形をとり、事実上の軟禁延長の措置。
・同氏は許可無く外国人に会ったなど国家防御法違反に問われた。
・自宅軟禁は88年4月から14年に及ぶ。
・軍事政権は来年の総選挙をにらみ、同氏の政治活動を阻止する狙いと見られる。
・欧米は人権侵害などと軍事政権を強く批判した。
・ただ中国などは内政不干渉を理由に批判を抑えている。
◆台湾で台風被害 ☆
・台風8号が7-9日台湾を直撃。多大な被害が出た。
・各地で道路寸断、土砂崩れなどの被害が発生した。
・当局は15日、死者が500人を超えるとの見通しを発表した。
・東アジアの先進地域でも、台風が甚大な被害を及ぼすことを改めて確認した。
◆米欧経済小康
・米FRBは12日公開市場委員会を開催。声明で「経済活動は横ばい」との判断を示した。
・事実上のゼロ金利は維持。量的緩和の長期国債買取は10月まで延長する。
・EU統計局は13日、4-6月のGDPを発表。前期比0.1%減と、1-3月の2.5%減から改善した。
・独仏は各0.3%のプラス成長に転換。当面は財政出動などの効果が出た。
・一方独が11日発表した7月の消費者物価は、前年比0.5%減と22年ぶりのマイナス。
・米欧経済は小康状態。ただし2番底、金融危機再燃、デフレ及びインフレ懸念は消えない。
・市場ではアジアなど株価の急回復、市況価格上昇などの動きが顕著になっている。
・最悪期脱出の期待からリスクマネーが動き出したため。
◆ロシアが対周辺国で強硬姿勢(11日)
・メドベージェフ大統領はウクライナのユーシェンコ大統領に公開書簡を送付。ブログで説明した。
・この中でウクライナがロシアとの伝統的な関係を崩そうとしているなどと批判。
・来年1月の大統領選での政権交代に期待を示した。
・プーチン首相は12日アブハジアを訪問。関係を誇示した。
・アブハジアは南オセチアとともに、昨年のグルジア紛争後にロシアが独立承認した。
・大統領と首相は12日ともにソチのカフェを訪問。市民とテレビでサッカー観戦した。
・グルジア紛争1年を機に、対外強硬姿勢と政権のまとまりをPRした格好だ。
◆アフガンで選挙妨害のテロ
・20日の大統領選をにらみ、タリバンによる選挙妨害、テロが拡大している。
・15日にはカブールのISAF司令部前で自爆テロがあり、7人が死亡、数十人が負傷した。
・住民には選挙への不参加を呼び掛け。参加の場合は報復も辞さない構え。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
◆オバマのキャンペーン
米議会が夏季休暇に入ったのを受けて、オバマ大統領が医療保険改革実現に向けたキャンペーンに入った。11日にはニューハンプシャー州の集会で、改革の必要性を強調。反対派をけん制した。
医療制度改革は、大統領が選挙戦時から内政の最重要課題として位置づけてきた。与党民主党が7月に提示した改革案は、全米4700万人の無保険者をなくすことなどを目指している。問題は財源で、増税が避けられない。
大統領は9月の審議再開の後、1ヶ月程度で法案成立のメドをつけたい考え。
改革案には医療・保険業界などが抵抗する。また政府を批判する共和党のほか、民主党の一部も反対。行方は不透明だ。
医療改革は幅広い利害関係が絡むだけに、各国でも非常に大きな問題。実現できれば歴史に名前を残す政権になるが(英アトリー政権、ブレア政権などなど)、挫折した政権も多い(米クリントン政権など)。
審議の行方は医療分野にとどまらず、大統領の政治力、求心力にも大いに影響する。
秋以降の大きな注目点の一つだ。
◆アフガン、パキスタン、イラク
アフガン選挙をにらんでタリバンによる選挙妨害活動やテロが拡大しているのは上述の通り。
一方パキスタンでは、同国内のタリバン最高指導者のメスード司令官が米軍の攻撃で殺害されたという見方が強まっている。オバマ政権でアフガン・パキスタン特別代表を務めるホルブルック氏は、パキスタンの武装勢力内部が混乱していると述べた。
イラクでは米軍の都市部からの撤退の後、散発的にテロが発生する。
3カ国の安全保障が、直接・間接につながっていることは言うまでもない。
◎今週の注目: 2009年8月16-22日
◆アフガン大統領選
8月20日にアフガニスタンの大統領選が行われる。今週のトップ5ニュースにも書いたように、タリバンは選挙を認めず、妨害活動を広げている。焦点はまず、選挙が無事に実施できるか。そして実施できた場合、どれだけの参加があるかだ。
仮に実施できた場合、カルザイ大統領の再選は確実とみられる。ただ、治安の悪化、汚職の蔓延などでカルザイ政権の求心力は大幅に低下している。米国もカルザイに代わる候補者を模索したが見つからず、交代を断念したという情報が半ば公然に流れている。求心力なき大統領の下で、治安維持防止と経済再建に向けて米国や国際社会がどう動くか。選挙も動向から目が離せない。
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