国際ニュース・カウントダウン
◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年9月20-27日
◆国連安保理「核なき世界」採択(24日)☆
・安保理首脳級会議が開催。核なき世界を目指す決議を採択した。
・オバマ米大統領の提案を全会一致で採択した。
・NPT体制の強化も強調。インドなどNPT未加盟国に早期加盟を促した。
・CTBTの早期発効、カットオフ条約の早期交渉入りも求めた。
・米ロの核軍縮交渉を歓迎。核テロへの懸念を示した。
・「核なき世界」決議は初で、メッセージの政治的意味合いは大きい。
・停滞していた核軍縮や核拡散防止がが再び動き出す可能性がある。
・ただこの時期にイランの新たな核開発問題が発覚。直面する問題は多い。
(→国際ニュースを切る:国連総会とG20が映す世界)
◆G20を定例化、首脳会議が決定(24-25日)☆
・第3回のG20首脳会議がビッツバーグで開催。G20の定例化を決めた。
・世界経済の枠組みを協議する場は、G7→G20中心の枠組みに変わる。
・首脳宣言は、世界経済を安定軌道に乗せるために協調強化を強調。
・不均衡の是正を掲げ、経済政策を相互監視する枠組みの立ち上げを表明した。
・2010年までの銀行資本強化のルール策定や報酬の基準も盛り込んだ。
・IMFの出資比率を見直し、新興国の発言力を強化することも確認した。
・保護主義の防止、温暖化防止に化石燃料への補助縮小なども指摘した。
・ただ新たな政策協調の枠組みなどは、実効性への疑問も残る。
◆イランが新たなウラン濃縮施設建設(25日)☆
・イランが国内コムに2つ目の核濃縮施設を建設していることが発覚した。
・米英仏の大統領らが25日ピッツバーグで会見し発表。イランを非難した。
・これに先立ちイランは21日、新施設を認める書簡をIAEAに送った。
・米欧が建設の情報を入手。イランが発覚前に申告した可能性が大きい。
・オバマ米大統領は国連安保理決議違反と批判。制裁強化などを警告した。
・イランは開発を民生用と主張するが、米欧は核兵器への転換を警戒する。
・これまでイランの立場に理解を示したロシアも、懸念を表明した。
・安保理理事国+独はは10月1日、イランと核問題の協議を行う。
・イラン核問題を巡る情勢が再び緊張する。
・1つ目の核施設は2002年に発覚(ナタンツ)。米欧は他の施設を疑っていた。
◆地球温暖化首脳会議(22日)☆
・国連気候変動州のる会議が約100カ国の首脳が参加して開催した。
・各国は問題への取り組みを強調したが、具体的提案は限定的だった。
・こうした中で日本は2020年までに90年比25%削減を表明。
・中国も分相応の負担を初めて表明した。
・潘基文事務総長は政治的決意を評価しつつも、提案は不十分と指摘した。
・12月のCOP15に向けて調整は山場を迎える。
◆オバマ大統領支持率50%に低下 ☆
・オバマ米大統領の支持率低下が目立つ。
・WSJとNBCが22日発表の調査によると支持率は51%。
・アフガン情勢の悪化や医療保険制度改革の難航などが影響している。
・外交政策への支持率は50%に低下。アフガン増派は反対が上回った。
・支持率低下で政治基盤が弱まれば、外交政策を通じ世界への影響も大きい。
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│INCDの採点
│ ☆☆☆ 世紀の大ニュース
│ ☆☆ 世界史の年表に載るようなニュース
│ ☆ 国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領
│ 無印 興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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│プラスアルファ
│ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
│ (日)騒いでいるのは日本だけ
│ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない
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◎寸評:of the Week
【世界の課題凝縮】 国連総会とG20首脳会議、それに関連する首脳外交で極めて密度の高い週だった。世界の動向、課題が凝縮して映し出された。
【ベスト5外】 普段ならその週のトップニュースになるような動きもベスト5漏れ。米ロ首脳会議(23日)では核軍縮の年内合意を確認。米国のMD東欧配備中止を受けて関係改善が顕著だった。米FRBは23日の公開市場委員会声明で米経済底入れ判断を示した。クリントン米国務長官は23日、国連でミャンマー軍事政権との対話の可能性も示唆。アウン・サン・スー・チー氏は軍政トップに書簡を送付した。米厚生省は24日、エイズワクチンが初めて一定の効果を示したと発表した(タイで臨床実験の結果、3割に効果)。
【オバマ演説のメッセージ】 オバマ米大統領の国連総会、安保理首脳会議、温暖化会議、G20などの演説は、多くの物を含んでいる。世界が抱える課題、米国の取り組みなど具体的な内容が多い。そうした個別課題はさておき全体を通じたメッセージを読み取ると、国際協調路線への転換を改めて鮮明にしたこと。そして、各国や世界の人々に「責任」を考えるよう訴えたことだろう。
◎今週の注目(2009.9.27-10.3)&当面の注目
・ドイツの総選挙が27日行われる。メルケル首相率いるキリスト教民主同盟の第1党確保は確実視されているが、焦点は選挙後の連立政権の行方。首相は社民党との大連立を解消し、自由民主党との連立に組み替えたい考えだが、両党で過半数を得られるかは微妙。選挙結果次第では、調整が長引く可能性もある。
・アイルランドで10月2日、今後のEU統合の方向を示すリスボン条約批准の是非を問う2度目の国民投票が行われる。可決なら条約発効の展望が開ける。金融危機で「寄らばEU」感情は強まっているが、結果は>
・中国国慶節(建国記念日)が10月1日。今年は建国60周年に当たる。
・ベルリンの壁崩壊20周年: 11月3日
・地球環境問題:COP15会議が12月にコペンハーゲンで。
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