国際ニュース・カウントダウン

◎国際ニュース・週間カウントダウン: 2009年10月25-31日


◆パキスタン、アフガン、イラクで相次ぎテロ、情勢悪化深刻 ☆
・パキスタン・ペシャワルの市場で28日自爆テロがあり100人以上が死亡した。
・同国では10月に入りテロが相次ぎ、すでに200人以上が犠牲になった。
・カブールでは28日、国連職員利用の宿泊施設を武装集団が襲撃。12人が死亡した。
・タリバンが犯行声明を発表。11月7日の大統領選決選投票の妨害を表明した。
・10月のアフガンでの米兵の死者は50人を超え、2001年の侵攻以来最悪を記録した。
・バクダッドでは25日、法務省付近など2か所で自動車爆弾テロ。150人超が死亡した。
・被害は今年最悪。アルカイダ系組織が犯行声明を出した。
・世界安保のアキレス腱の3カ国の状況は深刻になっている。

◆米の7-9月GDP、5・4半期ぶりにプラス(29日)☆
・米国の7-9月期のGDPは前期比年率3.5%増加した。
・2008年4-6月期以来5・4半期ぶりのプラス成長。
・米景気の底入れ観測を裏付ける数字になった。
・景気刺激策による個人消費の押し上げなどが寄与した。
・ただ、設備投資は依然マイナス。回復の持続性には疑問が残る。
・28日のNYダウは3カ月ぶりの安値を記録。先行き不透明感は消えない。

◆ノルウェー、インドが金融引締め
・ノルウェー中銀は28日、政策金利を1.25→1.5%に引き上げた。
・景気回復兆候が見られ、住宅価格などが上昇し始めたため。
・金融危機後に利上げに転じたのは欧州で初。先進国では豪に次ぐ。
・インド中銀は27日、金融政策を緩和から引締めに転換すると発表した。
・食料高騰によるインフレ懸念に対応するため。
・世界各国の政策は緩和一色から、一部で引締めの状況になった。

◆EU首脳会議、条約批准はメド(30日)
・EUは首脳会議で、リスボン条約批准でチェコに条件面で配慮する決定をした。
・チェコは同条約唯一の未批准国。11月中に大統領著名→批准と運ぶ見通し。
・この結果リスボン条約は12月にも発効する。
・同条約はEUが27カ国への拡大後も機能するよう、制度などを改革する内容。
・条約で誕生するEU大統領(首脳会議常任議長)の調整も進めたが、先送りになった。

◆ポスト京都の年内合意困難な情勢に
・ポスト京都議定書の年内合意が困難な情勢になってきた。
・COP15の事務局長は28日、年内採択は物理的に無理と発言。
・開催国デンマークのラスムセン首相も厳しい見方を示した。
・先進国と中印など途上国の調整が進んでいない。
・先進国内でも数値目標に前向きな日欧と米国の対立が続いている。
・発言には政治的思惑もあるが、情勢が厳しいことは否定できない。
・COP15は12月にコペンハーゲンで開催する。
・環境団体などはカウントダウンのキャンペーンを繰り広げている。


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 │INCDの採点
 │ ☆☆☆ 世紀の大ニュース                  
 │ ☆☆  世界史の年表に載るようなニュース         
 │ ☆   国際情勢を理解するのに知っていた方がいいニュース新大統領  
 │ 無印  興味のある方は。知らなくても困ることはないでしょう
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 │プラスアルファ                       
 │ (世)日本ではあまり報道していないけれど、世界では注目
 │ (日)騒いでいるのは日本だけ                
 │ (^^)くだらないけど面白い。面白いけどくだらない     
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◎寸評:of the Week


 【アフガンの不安と経済】 今週も、時の焦点のテーマで動きが目立った。アフガニスタンやパキスタン、イラクで大規模テロが続発。情勢は改善のめどがつかないどころかむしろ悪化している。
 一方経済は「底入れ気配+先行き不透明」の状況が続く。米国の7-9月GDPや世界の株価の動き、7-9月期の企業の決算発表などはこうした状況を裏付ける。

 【カラジッチ裁判】 1990年代のボスニア・ヘルツェゴビナ内戦(92-95年)時にセルビア人指導者だったカラジッチ元司令官裁判の本格審理がハーグの旧ユーゴ国際戦犯法廷で始まった。7000人のイスラム教徒が殺されたといわれる1995年のスレブレニツァ虐殺の責任を問うもの。20世紀後半以来、国境を越えて人道への罪を問う潮流が強まっているが、カラジッチ裁判は目下における最大関心事例の1つだ。
 24日の審理をカラジッチ氏はボイコット。15分で閉廷した。カラジッチ氏は紛争終結後10年以上潜伏し、2008年に逮捕された。
 戦争犯罪裁判は「正義とは何か」を問うことでもある。社会のあり方の根本にもかかわる問題であるだけに、欧州社会にとっては関心事であり、とらえ方は様々だ。
 BBCはセルビアなど各地でインタビューをしていた。遺族やイスラム教徒は「カラジッチ許せず」の声が圧倒的に多い。しかしセルビア人には「戦争時にはすべての人が犯罪者であり、カラジッチ氏だけに責任を押し付けるのはおかしい」などの声もあった。問題は奥深い。

 

◎今週の注目(2009.11.1-7)&当面の注目
 

・米EU首脳会議が3日にワシントンで。アフガンへの増派、イランの核問題などがテーマになる見通し。

・9日でベルリンの壁崩壊から20年。
・地球環境問題:COP15会議が12月にコペンハーゲンで。

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