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◆米中間選挙の話題3


▼中間選挙後の注目株たち


 米中間選挙の政治的意味や世界への影響はコラム「世界の光景を変えた米中間選挙」で指摘する通りだが、選挙により米政治の顔も大きく変わった。

 2008年大統領選の候補として存在感を高めたのが、民主党では知名度抜群のヒラリー・クリントン上院議員(59)、唯一のアフリカ系のオバマ上院議員(45)ら。共和党ではマケイン上院議員(70)やジュリアーニ元NY市長(62)ラが注目される。

 初の女性会員議長のペロシ氏(66)は、これまで国際的にはほとんど目立たなかったが一躍時の人になった。こうしたニューフェースたちの言動を見ていると、米社会の新動向が色々見えてきて面白い。2008年大統領選を愉しむためにも不可欠だ。


▼米国のもう1つの問い

 11月7日の米中間選挙の際には、全米37州で議員・知事選とともに住民投票が実施された。中絶禁止、同性間の結婚、アファーマティブ・アクションの是非、クローン技術発展に欠かせない幹細胞の実験の是非など、社会問題を扱うものが中心。社会を2分し、科学と宗教、倫理などが複雑に絡み合う問題だけに、結果は様々。解釈も単純ではないが、米社会の直面する問題を色々な角度から映し出した。最も注目されたサウスダコタ州の中絶を巡る住民投票では、全面的な禁止を求めた州条例が否決された。


▼中間選挙を見る世界の目

 中間選挙やラムズフェルド国防長官解任を巡る世界のメディアの反応は、もちろん様々だ。ただ、あえて単純化すれば欧州主要メディアの反応は、概して好意的。英Financial Timesはブッシュ政権にNoを突きつけた選挙結果を「米民主主義にとってよいもの」(A very good day for American Democracy)と評した。英Timesは、政策「方向転換が必要」と強調した。

 ラムズフェルド国防長官の交代は、欧州のほとんどのメディアが繰り返し求めてきたもの。当然ながら、長官交代は概して歓迎だった。


(2006.11.11)