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◆曲がり角迎えつつある?地球温暖化問題


 国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)が報告をまとめた。この分野の専門家2500人の意見をまとめた報告書は、世界の地球温暖化に関する「当面の科学的な見解」と言えるだろう。

 報告は温暖化が加速的に進んでいると断定。多くの事例を示して警戒を発した。温暖化の原因については、人間の活動が主因とほぼ断定した。インターナショナル・ヘラルド・トリビューンの見出し"Global warming called 'enequivocal'; human activity 'very likely" to blame"(温暖化は疑いなし、責任は人間活動でほぼ間違いなし)は、よくポイントをとらえている。

 京都議定書に背を向けてきた米国や中国は、地球温暖化の事実さえ認めようとしない立場をとってきた。しかし、スタンスは徐々に変わってきている。今年に入り、米有力企業は温暖化ガス規制の導入を提言。ブッシュ米大統領も先月末の一般教書演説で、ガソリン消費の削減などに振れた。

 背景には、ここ数年の異常気象や自然災害がある。特に2005年に米国を襲ったハリケーン・カトリーナの影響は大きい。

 ゴア元副大統領の映画「不都合な真実」は、世界的に脚光を浴びている。1月24-28日開催のダボス会議でも、温暖化問題に関心が集中した。

 地球温暖化問題は、転換点を迎えつつあるような感じがする。


(2007.2.3)