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 ◇『キダムの舞台裏をお教えしましょう』 TEXT by MARS 

  2月7日から東京の原宿・新ビッグトップで行われている、『キダム』という   サーカスショーをご存じ?そうそう、あの、モーニング娘。が宣伝しているや   つです。えっ、もう行った?それとも、まだ観てない?チケットがS席で1万   1500円と結構はるから、行くのも勇気がいるよね。これを演じているのは、カ   ナダのモントリオールからやってきた、シルク・ドゥ・ソレイユというサーカ   スカンパニー。前回の『サルティンバンコ2000』で、日本でもようやく名前は   知られてきたところ。連日のチケットの売上は上々で、東京はとりあえず5月   5日まで。名古屋が5月21日〜7月6日、大阪が7月19日〜8月31日、福岡が   10月22日〜12月7日という今のところの予定。そこで、前回の『サルティンバ   ンコ』と今回の『キダム』はどう違うか?私MARSは、プレミアと初日の2度、   すでに観て参りましたんで、アドバイスや情報をお教えしましょう。今からで   も絶対役に立つはず!!                    ▽   まず、『サルティンバンコ』が元気いっぱいの明るいポップなサーカスだった   のに対し、今回の『キダム』は演劇的なアプローチ。忙しい両親にかまっても   らえない少女が、首のない大男に誘われ見知らぬ世界へと迷い込む…という、   ストーリー。空中での演技がかなり多いので、真っ正面の前の席よりも、後ろ   斜めや横の席からから観るのがおすすめ。5500円のA席でも十分に見えます。   今回の日本公演でデビューした日本人、田口師永(のりひさ)さんが『スキッ   ピング・ロープ』という演目で活躍中。フィナーレで「のりさ〜ん」と呼んで   みるといいかも。また大阪公演からは、京都に1歳から在住していた元モデル   の17歳のアメリカ人、エイサ・クビアックさんがデビューの予定。シルク・ド   ゥ・ソレイユと契約するのって、オリンピックに出るのと同じくらい、いや、   それ以上に熾烈な競争率で、彼女は今、ヨーロッパで懸命にトレーニング中な   のだ〜。                    ▽   そんなこんなの舞台裏は、最近発売された本『アートサーカス サーカスを超   えた魔力』(西元まり著・光文社新書)を読むと、詳しく書かれてるよ。現地   モントリオールなどで著者が長年取材、インタビューしてまとめたもので、日   本ではシルク・ドゥ・ソレイユに関する本としては、第1冊目。現地でのトレ   ーニング内容や周辺のサーカス学校、カンパニー事情もユニーク。キダム関係   者もこの本の情報をかなり参考にしてるそうな…。6月7日からは松任谷由実   の『シャングリラ2』も始まるし、CMやMV、映画、ステージでもアートサ   ーカス的な演出はますます増えているし、これからエンターテインメントの世   界はもっともっと、アートサーカスを取り入れていくはず。最後に、シルク・   ドゥ・ソレイユの最新情報をひとつ。7月31日から、ラスベガスのホテルNY   NYで、『ズーマニティ』という18歳以上限定のショーが始まる!年齢制限付   きのアートサーカスショー、これはちょっとゾクゾクしない?    ●『キダム』情報 →  http://www.quidam.jp/    ●書籍『アートサーカス サーカスを超えた魔力』情報    ↓     http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/
      4334031854/qid%3D1051381862/249-8127889-0139552
  ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━                <編集長からもヒトコト>                    ☆    上記レポに出てくる「アートサーカス」という言葉は、文中でも紹介され    ている『アートサーカス サーカスを超えた魔力』の著者、西元まりさん    がネーミングしたサーカスのジャンルです。私がシルク・ドゥ・ソレイユ    の公演を初めて観たのは、かれこれ10年以上も前のこと。当時仕事でお付    き合いのあった「ぴあ」の営業マンに絶賛オススメ(笑)されて行った『ファ    シナシオン』というショーでした。単なるアクロバットでもないし、従来    のサーカスとも違う。今まで見たことないショーに、「なんじゃこりゃ!」    っていうくらいの感動と衝撃の連続。思わず鳥肌が立つ、って感じでしょ    うか?一緒に行った友人も想像を超えた内容だったと大興奮でした。    この時の公演を大阪で見て、すっかりその世界に魅せられてしまったのが、    西元さんで、日本のライターとしては初めて「アートサーカス」の世界に    肉迫した貴重なドキュメント本をまとめられました。華やかなショービズ    の裏側をスリリングに綴られています。またビジュアルも豊富でショーを    観たことがない人もイメージしやすい内容になっているのでおすすめです。    映画をはじめCG技術を使えばどんなことでも出来てしまう時代ですが、GW    の後半は、生身の肉体による表現力の素晴らしさを堪能してみるのはいか    がでしょうか?私は18禁の『ズーマニティ』が気になってたまりません(ゴ)