ノワール


1. ストーリー
2. キャラクター
3. ここがすごい
4. ここがイマイチ
5. 総合評価

  

【ストーリー】

ヨーロッパの暗黒街で暗殺家業を営むミレイユ・ブーケは、ある日ひょんなことから過去の記憶を失った夕叢霧香(ゆうむら きりか)と出会う。
コルシカマフィアであった両親の死となんらかの関わりがありそうな霧香に、戸惑いを抱きながらも、ユニット名「ノワール」としてコンビを組み、活動を続けていく内に、ぎくしゃくしていた2人の間にも信頼関係や友情が芽生え、互いに相棒として認め合うようになる。
しかし、それも影でうごめく謎の組織「ソルダ」の壮大な計画の一端でしかなかったのだ。
はたして、ソルダの実体・目的は?そして、ノワールの本当の意味とは?
ミレイユの家族は誰に殺されたのか?霧香の隠された過去とは?
謎が謎を呼び、それらすべてが明らかになった時、2人の取った行動とは?
失った過去を取り戻す霧香の戦いが、家族の復讐を誓うミレイユの戦いが、今、始まる...。


 


 【キャラクター紹介】

  • 【夕叢霧香(ゆうむら きりか)】
    一見平凡な少女に見えるが、過去の記憶を失っているため、感情が欠如している。また、凄まじいまでの暗殺技能を持っているものの、それがなぜなのか分からずに戸惑っている。
    ミレイユとコンビを組み、共に過ごしていくうちに、徐々にではあるが感情を取り戻していく。



  • 【ミレイユ・ブーケ】
    快活なパリジェンヌだが、実は一匹狼の仕事人。父親はコルシカ・マフィアの幹部だったが、ミレイユが子供の頃に何者かに惨殺された。
    裏社会で仕事を請け負いながらも、家族の仇を探し出し、復讐することを堅く心に決めている。




  • 【アルテナ】
    謎の組織・ソルダの幹部。常に慈母のような微笑みをたたえた女性だが、その正体は不明。「愛で人を殺せるのなら、憎しみで人を救うこともできるはず」というのが彼女の信念。




  • 【クロエ】
    アルテナの忠実な部下にしてソルダでも腕利きの暗殺者。霧香とミレイユに対し、自分を真の「ノワール」と名乗る。


【この作品のここがすごい!】


 映像・音楽・ストーリー、と、全てにおいてクオリティが高い作品です。
主人公が、今までありそうでなかったダークなヒロインというのも斬新さを感じさせてくれました。なにより、正義の為に戦うでもなく、最近ありがちな、正義の為じゃないけど、気に入らないやつらだから戦う−結果正義を遂行している−というわけでもなく、本当に仕事の依頼を受け、そこに一切の私情をはさまず人を殺しているという点に、今までのアニメにはないものを感じました。
(第4話 波の音、第6話 迷い猫なんか特に)
まさに、大人のための娯楽として作られた作品と言っても過言ではないでしょう(実際放映時間は深夜だったし、このような内容のアニメを夕方には放送できるはずもありません)。
また、どことなく「ニキータ」や「アサシン」を彷彿させられる作品なので、この両作品が好きな方には楽しめるのではないかと思います。

 そして何より、特筆すべきは音楽。ヨーロピアンテイストな曲が多く、アニメとは思えないレベルです。程特にイタリア語、英語等のヴォーカル曲はもはやアニメの枠を超えています。アニメファンでなくても、一度聴いてみてはいかがでしょうか?


まとめ

・全てにおいてクオリティが高い。
・特に音楽はすごい!
・「ニキータ」や「アサシン」を彷彿させられる


 【この作品のここがイマイチ】

 前半と後半で評価が大きく分かれるのがこの作品の特徴ではありますが、
私としては、前半はちょっと引っ張りすぎという気がしました。
と言うのも、やはり戦闘シーンが慣れてくるにつれ、単調に感じられるのがひとつ。この作品に限ったことではありませんが、銃撃戦なのに、相手の弾が一発もかすりもしないというのはいささか不自然です。
逆に、ミレイユや霧香が撃った弾はほぼ一撃で相手を倒しているのも納得がいきません。防弾チョッキなど着込んでいそうなものなのに。
それに、相手を一撃でしとめるには頭を狙うはずです。
心臓だと、たいてい左胸ではありますが、まれに右胸にある人もいるので、一流の殺し屋は頭しか狙わないと聞いたこともありますし…。
もっとも、アニメゆえそのような過激な描写はできなかったんでしょうけど。

 そして、さらにすごいのは、背後をやたら取られていることです。
殺るか殺られるかの世界なのに、簡単に背後を取られるというのは極めて興ざめです。
と、このような理由からストーリーの核心に迫る後半よりも、前半がちょっとだれている気がしましたので、短縮あるいは戦闘シーンをもっと派手にしたり等の改善を図れば、もっとすごい作品になったのではないかと思います。
実際、学生証で首筋を切ったり、転落したと思わせておいて落下しながらのバンジー射撃等、「おおっ!」と思わせるシーンはいくつかあったものの、第一話の霧香の鮮やかな殺しの手並み程、インパクトを受けたシーンがそれほどなかったのが個人的に残念です。


まとめ

・戦闘シーンが単調。
・ストーリーの核心に迫るまでが長い。


【評価】

項目

得点

コメント

ストーリー性 練り込まれてはいるが、進行が単調なのが惜しい。
映 像 丁寧できれいです。
音 楽 アニメの枠を超えています。
声 優 どのキャラもはまりすぎです。
キャラ アルテナをもっと掘り下げて描いて欲しかった。
ハマリ度 観て損はありません。
総 合 49  

 

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