トランスフォーマーコンボイの謎の謎


     

はじめに…
 
 えー、みなさまは『トランスフォーマーコンボイの謎』というファミコンソフトをご存知でしょうか?
おそらく20年近くも昔の話ですから、知らない方の方が多いかもしれませんが、かつてそういうクソゲーがあったという噂程度なら聞いたことある方も多いかもしれません。
今回はこの伝説のクソゲーである『コンボイの謎』がどのようなゲームだったのかということと、その当時の時代背景をご説明していきたいと思います。

 

クソゲーの所以
 
 さて、この作品どのようなゲームだったかと言うと、主人公であるサイバトロン戦士のウルトラマグナスを操作し、宿敵であるデストロン軍団を倒すべく、10あるステージを制覇していくシューティングゲームです。
しかし、これがまた難易度が凄く高いんですね。
と言うのも、まず敵の弾が非常に小さくて見えないんです。
そして始まってすぐに敵機がミサイルを放ってくるものだから、多くの方々は何が起こったのかも分からないままやられてしまうというわけです。
その間、わずか1秒。
確かに気を抜いたこちらに非があるとは言え、1秒かそこらでやられてしまうような作品が他にどれだけあるでしょうか?
そして、トランスフォーマーがミサイル一発でやられるってこたぁないだろ!
しかも、それでいて敵キャラは雑魚でも最低2発撃ち込まないと倒せないってのはどゆことよ!
と、ファンでないユーザーにも反感を買ってしまう始末。
しかし、これ以外にも、トランスフォームする必要性がほとんどなかったり、必要以上に赤と白の発光現象が起きたり、生意気にも無限ループが施されていたり、わけの分からんキャラが出て来たり、キャラが判別できなかったり…etc。
とにかく、よくもまあ、こんなの世に出せたなあと今となってはつくづく感心させられますが、当時はこのゲームに対し何の不平不満を持つことなく、真面目にクリアを目指していたのだから、子供ってやっぱり根は純粋なんだなあと思わせられます。
まあ、その甲斐あってなんと!クリアするどころか、4周目まで進むことが出来たのは今となっても私のささやかな誇りではあるのですが…。

 

コンボイの謎の謎?
 
 では一体、なにがコンボイの謎だったと言うのでしょうか?
この謎を解くには、当時の時代背景を知らなければなりません。
この作品が発売された当時、いったい何があったというのでしょうか?
それは、ちょうど『トランスフォーマー』というアニメが『トランスフォーマー2010』へと新シリーズに移行する時期でした。
そもそも、このトランスフォーマーとは、日本のタカラの玩具を元にアメリカのハズブロ社が同名の変形ロボット玩具シリーズをアニメ化したものであり、当然日本でも放映され人気を博したものの、様々な諸事情から一作目と新シリーズ『トランスフォーマー2010』との間のエピソードである劇場版『トランスフォーマー ザ・ムービー』が放映できなかったという経緯があったのです。
そして、このムービーにおいてはコンボイ司令官が戦死し、ホットロディマスがロディマスコンボイとして新司令官に就任するという世代交代が描かれていたため、当時の視聴者はまったく訳が分からないまま、いきなり主要キャラも大幅に変わってしまった新シリーズ『2010』を観るしかなかったというわけです。
さて、そんな状況の最中ファンの間で最大の関心事となったのが、「コンボイは一体どうやって死んだのか?誰に殺されたのか?」ということでした。
そして、その謎の解答を示すべく発売されたのが、この『トランスフォーマーコンボイの謎』というファミコンソフトだったのです。

 しかし、前述したように、そのあまりの難易度に多くのゲーマーはコンボイの謎に迫るどころか途中で挫折し、結局は「コンボイの謎とは一体なんだったのか?」と、存在自体が謎となり伝説となっていったのでした。

 では、コンボイの謎とは本当にこのゲームで解き明かされたのでしょうか?
結論から申し上げると、その答えはイエスです。
実は生意気にもこのゲーム、ステージ8において隠し部屋があるのです。
そこに入り、空中を飛んでいるラットバット(コウモリ型のカセットロン)を倒すと、とあるキャラの肖像画みたいなものが出てくるではありませんか。
実はこのキャラこそ、コンボイを殺した張本人だったのです。
とは言え、当時こんなもの見せられてもなんのこっちゃ分かるはずもありません。
幸い、何事も深く考える癖がある私は「これにはなにか意味があるはず」と思い、考えた結果、「そうか!そういうことか、リリン!」…ってな風に閃いたのです。
しかしながら、その私の推理も「多分そうなんじゃないかなあ」という程度のもので、確信には至らなかったのですが、それから数年後。
ついに『トランスフォーマー ザ・ムービー』が待望のビデオ化される日がやって来たのです。
こうして早速視聴したところどうだったかと言うと…。
私の予想は見事に的中しておりました。
つまり、コンボイの謎とは「誰がコンボイを殺したのか?」ということがここに立証されたわけです。

 さて、最後になりますが、はたして誰がコンボイを殺したのか?
その答えが知りたい方は、ぜひ『ムービー』を観ることをお勧めします。
トランスフォーマーにしろ、2010にしろ、外国産のため作画がとても酷く、今のアニメファンには到底お勧め出来るレベルではないのですが、この『ムービー』に関しては別です。
なんと言っても制作費に日本円にして40億円程かけているのは伊達ではありませんし、前半〜中盤にかけての息をつかせぬ目まぐるしい戦闘は一見の価値があります。
トランスフォーマーの歴史を知る上でも決して損にはなりませんので、興味のある方はぜひ御覧になられてはいかがでしょうか?
 

 


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