遊戯王についての考察


 「なんか変なマンガが始まったぞ」
それが遊戯王に対して最初の感想だった。
気弱な男の子が千年パズルという変なアイテムにより人格が変わり、ゲームの達人になる。
そして、闇のゲームで悪い奴らを打ち負かし、罰ゲームを与える……
という展開に私はなんだかけだるさを覚えてしまった。
思わず
『ハングマン』『魔太郎が来る』を思いだし、吹き出してしまう。
ファンの方々には申し訳ないが、そういうわけで私は当初ものすごく遊戯王をなめた目で見ていました。
学生時代、私の2つ前の席に座っていた人がジャンプをめくっていたのですが、その人は何を血迷ったのか、
『ろくでなしブルース』を飛ばし、なんと『遊戯王』を読み始めたではありませんか!
ええーうっそー。私は驚愕しました。

『ろくでなしブルース』
に目もくれず、当時まだ連載が始まったばかりの『遊戯王』を読むこの行為に私は呆然となりました。
 しかし……彼の目は正しかったのです。
今では大変な人気マンガであり、カードゲームブームの火付け役にもなったのですから、この作品はすごいと言わなければなりません。
しかし、あえて不平を言うならば、もう少しカードゲームのルールや、カードの種類を読者に示すべきではないでしょうか?
最初の方はそれなりに楽しんで読めていましたが、戦略性が増すにつれ、カードの種類も圧倒的に増えていきました。
唐突に
「トラップカード発動!光の護封剣!」等と言われても、「はあ?なんですか、それは?」となってしまいます。
サッカーを知らない人にオフサイドトラップをしかけ、
「はい!オフサイド!」と言ってるようなものです。
最近では読む度に、知らねえぞ、そんなカード と半ばイライラしています。
後から後から作者が色々と付け足してるわけですから、どうにでもできるわけです。
それに、海馬の笑い方……
「ワハハハハハ」はないんじゃないでしょうか。
豪快というか親父っぽいというか。今日日ワハハハハと笑うヤツなんかこいつくらいのものではないでしょうか?
とまあ、そういうわけで、一応読んではいますが、遊戯や海馬の封印された記憶や莫良の真の目的といったストーリー展開しか興味はありません。
肝心のバトルに関しては……もう勝手にやっちゃって下さい。


 

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