封神演義についての考察


 うみゅー、なんと言ったら良いのか……。
当初は一応は古代の中国って感じがしないでもなかったが、後半になってからというもの、もう作者の趣味に染まってましたな。
まあ、それはそれで別にいいのだが、結局妲己や申公豹の強さが具体的に解らなかったのがちょっと残念。
姐己なんて最後には全然いい人になってるし……申公豹も珍しく戦いに意欲的かと思いきや、相変わらず傍観や解説に徹してるし……彼らの戦いっぷりを見てみたかったです。
あ、後最強の霊獣と言われる黒点虎。その最強ぶりも見てみたかったですね。
とまあ、話は変わって……今さら原作との違いをどうこう言うつもりもないが、最初の人が残した7つのスーパー宝貝で、諸悪の根元女禍を倒すという設定……どこかで見たような気が……
そう、あの
『スレイヤーズTRY』に似ているのです。
異界の魔王ダークスターの作りし5つの武器でダークスターを討つ!
うーん、似すぎですねえ。特にゼロスと申公豹はキャラ被ってるし(丁寧な言葉遣いに、圧倒的に強いところ、おまけにアニメのCVは共に石田彰氏)。
まあ、どちらとも楽しめたことだし良しとしましょう。
そして例によって、またしても素朴な疑問。

 

 申公豹の悲劇

 かつて申公豹は、大公望と初めて一戦交えたときに言いました。
自分が血を流したのは実に5千年ぶりだと。
つまりは彼の年齢は5千歳以上ということになります。
そして、封神計画が立案されたのは2千年前。
元始天尊、燃燈、太上老君の3者で施行されたわけですが、どうしてこの時最強を誇る申公豹が呼ばれなかったのか?
@申公豹が嫌われていたから 
A申公豹がおしゃべりで外部に漏らす危険性があっから 
 …うーん、どちらとも正しいような気もします。
だって彼っていつも1人じゃん。
人にちょっかいは出すものの、誰ともつるまないし、気の合う友達がいるってわけでもなさそうだし。
おまけに封神リストの1番目に名前が載ってるし……
はっ、もしや当時の申公豹はそれほど強くなかったのでは?
そして封神計画に加われなかった悔しさをバネに血の滲むような修行をして、最強の称号を獲得したとか……ってそんなわけないか。
第一彼はそんなタマではありません。
強いヤツってのは何もしなくても強いものです。彼はその典型的なタイプです。
おそらくは彼の方が拒絶したのでしょう。
彼自身こうも言っています。

「ただし私は誰の味方でもありません。あなた方とも馴れ合うつもりは毛頭ないことをお忘れなく」
と。
 つまり、彼は
誰とも相入れず孤高に生きるタイプなのです。
そして、幕末の亡霊
志々雄真実は、そういうタイプは組織破綻の原因になると言っています。
ああ、悲しきかな申公豹。どこまでも強く、そして悲しいほどに孤高なため、彼は常に孤独であることを望む望まないに関わらず、強いられてしまうのですね。


 

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