7月例会報告

7月例会報告


日 時:7月4日(日) 14時−17時
場 所:豊中市立千里公民館 3階第1会議室
内 容:
1.アストロレコードその後 杉本雅俊
 先月(6月)の例会で報告のあった流星の写真・TV観測測定用ソフトについての
 その後の取り組み状況の報告。先月段階では、苦労した結果、何とかソフトのイン
 ストールができたもののまったく動作しない状況であったが、その後、上田昌良さ
 んのバソコンでの動作確認等も含めいろいろと試みた結果、ハードディスクをフォ
 ーマットしなおしたところ、フォトCD形式とBMPファイルは読みこむことがで
 きるようになった。しかしながらAVIファイルが呼込めないので(これは上田氏
 も同様とのこと)TV観測測定用としてはなお問題がある。ビデオキャプチャーボ
 ードのドライバーとの相所(?)の問題か?

2.6月の昼間(流星)群のTV観測 杉本雅俊
 6月11/12日の上田昌良さんとのTV同時観測で昼間群のおひつじ群とζペル
 セウス群に属すると思われる同時流星をそれぞれ1個得ることができた。暫定的な
 軌道はすでにでており近々に最終測定・計算結果がでる見込。昼間群の光学観測に
 よる軌道が得られたのはこれが世界で最初ではないかと思われる。おひつじ群はマ
 ックホルツ彗星起源で四分儀群・δみずがめ群の仲間でありζペルセウス群はエン
 ケ彗星起源のいわゆるおうし座複合群(Taurids complex)の一員であるという研究
 がある。来年は複数個の昼間群を得ることを目標としたい。

3.マイコンスカイセンサーを利用したドブソニアンの自動制御 加瀬部久司
 笠井トレーディングから市販されている32cmドブソニアンを改造してビグセン
 のマイコンスカイセンサーで自動制御できるようにした。鏡筒はオリジナルをその
 まま使用して架台を自作した。水平、上下の駆動はマイコンスカイセンサーに付い
 ていた直流モーターを利用しギアで減速して使用している。架台の製作費用は10
 万円程度であった。マイコンスカイセンサーの経緯台モードで動かしており、基準
 星を2個とることにより設定をおこない、導入精度は+−10′程度である。さら
 にノートパソコンと接続してステラナビゲーターからでも制御できるようになって
 いる。90°動かすのに40−50秒かかるがファインダーでもって目的天体を導
 入するのに比べて特に問題があるとは思えない。問題点としては、高倍率にしたと
 きのモーターの振動による視野の震えと天頂付近での誤動作があるが、後者はある
 程度は経緯台の宿命的なものでもある。

4.ソフィア・堺60cm反射望遠鏡による天体ビデオ上演 熊森照明
 60cm反射にビクセンのカラーCCDカメラ(1/4インチ25万画素)を取り付け
 て撮影した月、金星、火星、土星と8cm屈折での太陽(直接とHα)像のビデオ
 上映。6月1日に撮影された火星は好シーイングに恵まれてみごたえがあった。

5.最近入手した隕石 木下正雄
 東京で6月に開かれたミネラルフェアで入手した隕石の紹介
(1)ゴールドベイシン隕石 アメリカの砂漠で金を探しているときに見つかった。タ
 イプはL4で水分を含んでいることから隕石からにおいがする(とのことなので、
 みんなでにおいをかいでみたところ、香辛料のようなにおいがするという人が何人
 かいた)。
(2)Kapoeta隕石 1942年にスーダンに落下した隕石でエイコンドライトに分類さ
 れるめずらしいタイプのものであり、非常に高価(グラム10万円以上!?)であ
 る。

6.テクタイトについての本の紹介 木下正雄
 ルクセンブルクの方が自費出版された本(英語)の紹介。研究者紹介やディラーの
 リストとかもありいろいろと参考になる。ミネラルフェアで入手。

7.グリフィス天文台見学報告 井上正弘
 6月にアメリカ出張した際にロサンぜルスにあるグリフィス天文台を見学してき
 た。ロスのはずれの岡の上にあり、みはらしはよいがまともに市街の光の影響があ
 る。観測施設というのではなくプラネタリウムと宇宙博物館という内容であった。

(参加者)
木下正雄、吉川明男、武田伸、藤原康徳、嵯峨山亨、磯部健、山崎末男、井上正弘
熊森照明、杉本雅俊、澤井靖昌、堀脇朋子、吉田孝次、加瀬部久司

喫茶店での2次会(全員参加)で歓談の後、有志10名で井上正弘さんの新居へおじゃ
まして新築お祝宴会(?)を行ないました。

8月例会は、8月1日(日)午後2時より大阪市立北区民ホール1階第4会議室で開
催します。


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