JGACでは以下のような講習を提供していきます。


1.異常姿勢からの回復訓練


安全なパイロットであるためには、
1. 操縦技量を上達させる
2. 危険を予測、回避できる知識、判断力を養う
腕と頭の調和がとれていなければ、RECKLESS PILOTになってしまいます。
緊急事態を免れる為には、
1. 緊急状態に陥らないように、常用運用範囲で飛行する
2. 緊急状態からの回復操作を習得する (UART)
つまり、予防と対処です。
UARTは、上記の4点のバランスのとれたパイロットを育成する為に、通常のトレーニングでは体験することのできない緊急状態を実機で模擬して、その回復操作を冷静に行えるようにするためのトレーニングです。例えば、自動車の運転においても、安全運転研修所で、濡れた路面でのスリップやスピン、ハイドロプレーニングなどを経験する講習が実施されています。
UARTでは実際に緊急状態を模擬する為、この実施にあたっては十分に注意することが重要です。また上手に回復させることよりも、安全に落ち着いて回復できることがポイントです。また、このUARTにより操縦技術を過信してしまうことはかえって危険です。この訓練を安全な飛行に生かせるかどうかは、受講者自身にかかっています。

 NTSB(アメリカ国家輸送安全委員会)は航空会社にもUnusual Attitude(異常姿勢)やUpset Manuver(動揺時の操作)をPilotが認知し、機の回復を行う訓練を行うよう勧告(A-96-120)しています。
従来の訓練方法では、常用範囲(速度、姿勢など)を逸脱しないように徹底することが最も有効な対策と考えられてきましたが、さらに安全性を高めるためには、原因分析に基づく予防処置に加え、予期しない状況に陥った場合にいかに対応し回復するかに重点をおいた訓練の必要性も唱えられています。
航空会社では、この訓練をモーションつきのシュミレーターで行えますが、グライダーでは実機で行います。舵の効かない状態や、グライダーの運用限界に近い状態を実際に模擬するわけですから、飛行前、後の機体点検も入念に行い、飛行高度にも余裕をもつ必要があります。

この訓練で重要な事は、異常姿勢の「認知」「予防」「回復」です。シラバスとしては、「認知」のために、先ずインシデントの事例研究、航空力学等の座学を行い、「予防」するための知識や注意力を身につけます。そして飛行訓練では異常姿勢、操縦の限界の体験と「回復」操作を習得します。


<訓練シラバス>

○ 学科訓練(1.5hr×2)
Session 1 過去の事故、インシデントに学ぶ
         ヒューマンエラー、エラーのメカニズム、エラーコントロール
Session 2 失速とスピン、航空力学、回復操作、 SUB-G、背面飛行、ウィンドシアー

○ 飛行訓練 (4000feet×4)
Lesson1   水平失速  ノーマル   2次失速  上昇形態  着陸形態
        旋回失速  水平旋回  上昇形態
        Slipping & Skidding Turns

Lesson2   Review   Spin(低速)   Spin(高速、高荷重)

Lesson3   Review    Sub-G異常姿勢からの回復  オーバーバンク(90°)からの回復

Lesson4   Review    背面飛行からの回復(optional) Altanate Control (optional)

School

2.スポーツ曲技講習会

ASK21,G103A,SZD50等でのBasicな曲技練習が可能です。


★上記講習会のお問い合わせは  までご連絡下さい。
   以下のような事前の準備(1ヶ月前)が必要です。
     航空法91条の申請、曲技担保保険への加入、パラシュートの準備など

UART3.txt (10.9KB)
UART3-SAFE.doc (83.5KB)
異常姿勢からの回復訓練/2001夏期講習 (69.5KB)