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2冊続けて芥川賞作品を文庫で読みまして。
まずは、笙野頼子の『タイムスリップ・コンビナート』
かなりシュールな作品。ありふれた表現をすると“日常と紙一重隔てた非日常を描く”ってところでしょうか。
とりようによってはドラッグでラリって見た世界みたいな…。事実、前に読んだ大鶴義丹の小説の一部(ドラッグをやって幻想を見る場面)と似た雰囲気の部分もあったし。
でも、σ(^-^) はあまり共感しなかったというか、ピンと来なかったです。
ま、中の一編なんて毎日利用している西武新宿線の中の出来事なんで身近には感じたものの。
なお、三編目の作品は、蚤の苦手な人(猫など飼っている人も)と、食事前の人は読まない方がよろしいようで。
もう1冊は南木佳士の『ダイヤモンドダスト』
判りやすいけれど、けっこう重い。医者や看護士が主人公で人の死が身近ですから。しかも最初の二編は、タイ・カンボジア国境の難民医療ボランティアの話も出てきて、読んでいて辛い部分あり。
とはいえ、四編目に収録された表題作(芥川賞受賞作)は、死を見つめる作者の優しさというか、そういうものが現れていて、やはり賞をとるだけのことはある、と。
特に終盤の二人の登場人物の死が、胸を打つんだなぁ。あんな風に死ねるのなら、それは幸せなのかも?という気もして。映画『プライベート・ライアン』における死と非常に対照的かもね。
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