野田地図風味?『色彩組曲MAX』

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*** データ ***
タイトル:『色彩組曲MAX 〜最終楽章 ペンタゴンの進化論〜
公演主体:1999QUEST

作・演出:トクナガヒデカツ
出演:トクナガヒデカツ、池田未央、佐藤仁美、伊勢直弘、市川雅之、 若原幸、高橋弘幸、大原ともや、名嘉座元史、宮久保祐紀、 戸田真琴、遠藤敦子 ほか

日時:12月18日(土) 14:05〜16:05
          12月25日(土) 14:05〜16:05
          12月26日(日) 14:15〜16:15
小屋:ザ・ポケット(東京・中野)
料金:2,700円(全席指定・税込)→優先予約割引 2,500円(18・25日)
          3,000円(全席指定・税込:当日料金)→DM割引 2,700円(26日)
座席:A列7番(最前列中央:劇団優先予約:18日)
          L列8番(後方中央:劇団優先予約:25日)
          X列3番(L列すぐ後ろ、下手寄り:26日)

*** ものがたり ***
女王ムラサキシキブ(若原)率いるパープルTOKYOの台頭を抑えるべく、マテリア軍の金火(市川)、水銀(佐藤)らは伝説の力「グレイ」を手に入れようと、純粋なる“白の血”を求めてカオス村に侵攻する一方、数年前に幽閉されたという“黒”の探索も開始するが…

*** 感想、のようなもの ***
この劇団、やはりメイン・キャストがみんな魅力的。それぞれに個性があるし、巧いんだ。しかも、サブ・キャストも着々と伸びているようだし。(なお、今回公演は総勢34人もの出演)

実は、上記のものがたりというのは、五感のすべてを失い、さらに喋ることもできない、つまり外界との接触・交流を一切絶たれた少女・カオル(池田)の精神世界内の出来事のようでして…。

その精神世界内ではカオルは普通の少女として友達を探していて、自分探しの旅の途中だというゴクウ(トクナガ)と出会ったりして、ラストの現実界ではついに絵の具を使って力強い絵を描き始めるというオハナシ。

また、劇中の随所に同音異義語を使った言葉遊び(「石」と「意志」、「紙」と「神」など)が出て来て、セリフでも「“野田秀樹チックな”言葉遊び」などと言っているし、これは今回だけのことではないけれど、詩的な美しい長セリフなどもあり、その辺から察するに、NODA・MAP風かも。

しかも、開演前に各役者が舞台でストレッチしていたり、優先予約の時に対応してくれた某出演者がNODA・MAPの芝居が好きだったり、そのあたりも野田秀樹を意識している模様。

で、芝居そのものなんですが、実はちょっと判りにくいかもしれない。唐突に別の話に飛んでしまい、その部分が本編の伏線だと気付くのはかなり後になってからだったりするので、一見ただの脱線ギャグみたいに感じてしまう部分がいくつかあるし。

だから正直な話、1回目に観た時は全体像がつかめなかったんですよ。ま、その時って、徹夜明けだったので途中で意識がなかったりもしたのだけれど。(爆)
でも2回目には「あ、ここってあそこへの伏線かぁ!」とか気付いて、それが快感でしたね。

それと今回は、選曲が良くて。オープニングの和太鼓と三味線による曲は力強いダンスと相俟って、闘いに向かう戦士たちをうまく表現していたと思うし、中盤にしばしば使われたR・ウェイクマンの「地底探検〜完結編」からの曲はオーケストラの壮大さがストーリーの内容に合っていたし。

そして、ラストシーンの美しさ。カオルが描き始めた絵はこういうものなんだよ、と舞台を使って見せているようで、カオル役の池田未央が、舞台上方のバトンから吊るしたブランコに乗り、そこからいろんな色の布が放射状に広がってゆくという構図。

この直前の場面でのカオルの母親役の佐藤仁美(注:現在「あすか」に出演しているのとは同名異人)の母性を感じさせる名演と、この画の美しさとでちょっぴり涙…(;_;)

優先予約の時に「2回観るのでできれば前と後ろの席がいい」などとワガママを言ったのだけれど、キチンとそれに応えてくれたのも好感!


(千穐楽余談)
さすが千穐楽、L列の後ろの通路の臨時椅子席(X列)に、階段に座布団の補助席まで出て超満員!

で、9年間19作品の紹介をしたパンフを売っていて、これを最初に観た時(18日)に買ったのだけれど、2度目(25日)にはサイン入りになっている…。だもんで、千穐楽のチケットの問い合わせの電話をした時にダメモトで訊いてみたら、パンフを持って来ればサインを入れてくれるという…

しかも、26日、サインを入れてもらう段になった時に制作の方が、
「トクナガのサインで…?」なんて聞いてくれたので
「できれば**さんの“も”」などと言ったらば
「じゃあオマケで」なんて、某女優さんのサインも入れてくれたのでした。
やっぱり言ってみるもんですねぇ…ヽ(^。^)ノ

そんな対応が嬉しくて、つい書いてしまいましたとさ。(爆)

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