中標津町から転勤してきた同僚が言ってました。
「東に行くほど夜明けが早いって信じてきたあたしには、
2000年の初日の出が根室からは始まらない・・・という言葉はそれはそれはショックだった・・・。」と。
「ま、2000年じゃなくたって冬の日の出は小笠原からなのさ。理科年表のデータのとおり。」
涼しい顔をしていたら、
「そんな、何とかブックに書いてたじゃわかんないじゃない。ちゃんとわかるように説明しなさいよ。」
とつっこまれた。
武器は地球儀。
このでかいやつに根室と小笠原をピンでマーク。
見る限りでは、経度も近いかんじ。
そんなに大きな差が出そうには思えない。
まずは夏のポジションでチェック。



地球儀についている「灰色の枠」が昼と夜とのわかれめ。(マラソンのゴールテープだと思えばわかりやすい!)
左の図では、左半分がまだ夜。「枠」を越えて右半分の方に回り込むと太陽まばゆい昼の世界。
左の写真には北極の軸が見える。太陽の方に傾いている。だから、日本は夏。
時間の進み方は写真で言うと「左」→「中央」→「右」。
だから、根室が先に日の出を迎えて、小笠原は後からゴール・・・となることがわかる。
(夏至の前後ではそのゴールのタイム差はなんと1時間にもなる!)
では、元旦は?



写真には北極の軸が見える。北極が「夜」の世界に傾いている。だから、日本は冬。
時間の進み方は前とおなじ。「左」→「中央」→「右」。
だから、今回は小笠原がわずかに早く日の出を迎えて、根室は後からゴール・・・となることがわかる。
わずかとはいっても理科年表でみると元旦は30分の差。
(ちなみに3月1日前後と10月17日前後にはめでたく両者同時ゴールインになる。)
※ おまけ
この大きな地球儀を使って北回帰線、南回帰線を説明してしまいます。
日本が冬の時、太陽と地球はちょうどこんな位置関係になってます。
そこで太陽のかわりにレーザーポインターの光を当てます。
その間に地球をぐるっと一周させると、レーザーの光の軌跡は南回帰線になる。

もちろん、北回帰線は逆。
でかい地球儀を教室に持ち込むだけで、何か発見の予感がある。
そこが楽しいんだな。