大人は判ってくれない Les Quatre Cents Coups [1959・仏] 99分 ★★★★☆
 監督・原作・脚本:フランソワ・トリュフォー
 出演:ジャン=ピエール・レオー クレール・モーリエ アルベール・レミ
 note:

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12才の少年・アントワーヌは学校をさぼり、しかられると家出し、
金がなくなると盗みを働くという始末。
ついには感化院に入れられるが・・・。

ヌーヴェル・バーグの旗手・トリュフォーの長編デビュー作で、
彼の自伝的映画"アントワーヌ・ドワネル"シリーズの第一弾。

なんといってもジャン=ピエール・レオの表情がいい。
まっすぐな瞳と、少し反抗的な口元。
J=Pレオは私の大好きな俳優の一人で、もちろんこのシリーズの彼もとても魅力的なのですが、
他の監督の作品に出ていてもとても雰囲気と存在感のある俳優だと思うのです。
「大人は判ってくれない」のアントワーヌそのものではないけれど、そういう雰囲気と存在感。

私にとってこの映画はとても特別。派手さはないけれど、心にずしんと来る。
私が少年だったら・・・もしかしたらアントワーヌみたいな子になっていたかもしれない。
思春期の未熟さ、そして思春期を通り過ぎた大人たちへのメッセージ。
アントワーヌの表情は何かを強く訴えかける。

トリュフォー自身はもっと内気な感じで、幼なじみの男の子がぐいぐい引っ張ってく感じだったそう。
アントワーヌはその男の子とトリュフォーのふたりをモデルにしているらしいです。
その辺のこととか、トリュフォーと母親との関係とか、
この映画の重要な鍵になっていることが綴られた映画
『フランソワ・トリュフォー盗まれた肖像』というのもあるので、気になった人は、是非。

J=Pレオはトリュフォーともルックス的によく似ていて、
2人が並んでいるとまるで親子みたいで微笑ましく思うのです。

picnic
フランソワ・トリュフォー
アントワーヌとコレット(二十歳の恋)夜霧の恋人たち家庭
  逃げ去る恋:アントワーヌ・ドワネルシリーズ(+J=Pレオー)
柔らかい肌緑色の部屋、恋のエチュード、黒衣の花嫁日曜日が待ち遠しい!
  映画に愛をこめて アメリカの夜

トリュフォーの伝記映画
→フランソワ・トリュフォー 盗まれた肖像:トリュフォーの娘やジェラール・ドパルデューが出ています