勝手にしやがれ A Bout De Souffle [1959・仏] 89分 ★★★★☆
 監督・脚本:ジャン=リュック・ゴダール 原案:フランソワ・トリュフォー
 出演:ジャン=ポール・ベルモント ジーン・セバーグリリエーヌ・ロバン ジャン=ピエール・メルヴィル
 note:

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車を盗み、警官を殺したミシェルはパリに戻って、アメリカ娘のパトリシアとローマに行こうと彼女を誘う。
警察の追っ手はミシェルに迫り、パトリシアのところへもやってくる。

即興演出とすべて手持ちカメラでの撮影(もちろんラウル・クタール)という新鮮な試み。
ゴダールがアメリカのギャング映画に影響されて作った映画史上に”新しい波”を刻みつけた作品。
現在の映画にも大きな影響を与えている。
 
ちょっと不良の主人公と魅力的なヒロイン。
男は結局のところあまり深く考えていない。
女はいつも裏切るもので、その後のゴダール映画でもよくある展開。
ここにはゴダールの女性観のようなものもあらわれているような気がしました。
 
ゴダール映画の魅力の大部分はキャストにあると思います。
ゴダールは俳優さんの魅力を引き出すのが上手なのかも。
ベルモントはゴダールの常連さん。
軽薄そうなのにどこか絶望的なまなざしを持っていて、ミシェル役にはぴったり。
つかみ所がなく、ちょっとだけ謎めいているかわいいヒロインの
ジーン・セバーグも彼女のクールだけどかわいいところが存分にひきだされている。
 
「海が嫌いなら、山が嫌いなら、都会が嫌いなら・・・勝手にしやがれ!」
と軽快な冒頭シーンからどのシーンを切り取ってもかっこよくて
最後の「全く最低だ」という台詞まですべてが映画的で美しい。

以前友達が「『勝手にしやがれ』ってみんながいいっていうけど、ようやくその意味がわかったよ〜!」
と、やや興奮気味に話していたのですが、私も思わず興奮して「でしょー!」とか
自分のことを褒められたみたいについあのシーンが良いよね、とか語ってしまった。
誰かにとってこの映画が特別な意味を持つように、私にも同じく特別な意味を持つのです。

picnic
ジャン=リュック・ゴダール
水の話女は女である、女と男のいる舗道、男性・女性はなればなれに
  気狂いピエロ、カラビニエ、未来展望(「愛すべき女・女たち」より)、中国女、愛の世紀