赤い天使 [1996・日本] 96分 ★★★
監督:増村保造 脚本:笠原良三
出演:若尾文子 芦田伸介 川津祐介
note:
太平洋戦争末期、中国大陸の野戦病院を舞台に、派遣された従軍看護婦のさくらは
もののように扱われ、死んでいく兵士たちを目の当たりにする。
兵士たちの手足を切断し、医師としての自分のあり方に疑問を持っている岡部軍医に
さくらは惹かれ、厳しい戦時下でその愛を貫こうとする。
初めて増村保造の作品を見たのですが、描写のすさまじさにただただ圧倒された。
女に飢えた兵士に犯される従軍看護婦、まるで道具のように手足を切断される兵士たち。
そしてそれを機械のようにこなしていく軍医。
極限状態になると人間性というものは失われるのか、ということを問うような作品だった。
戦争の現実はたぶんこんなものではない。それでも、衝撃的で、痛々しい。
兵士として出兵しなければならなかった男の人にとっては
この映画ほどへこむものはないと思います。(女の私だってへこみますが・・・)
さくらの岡部軍医への思慕は確かに美しさも感じますが、理解できないことも多々あった。
女が愛のために強くなるというのは若尾文子にぴったりの役でしたが。
picnic
増村保造
→くちづけ、妻は告白する、清作の妻、陸軍中野学校
若尾文子
→しとやかな獣、妻は告白する、清作の妻、雁の寺