東京マダムと大阪夫人 [1953・日本] 96分 ★★★★☆
 監督:川島雄三 脚本:富田義朗
 出演:月丘夢路 水原真知子 三橋達也 北原三枝 高橋貞二 芦川いづみ 大坂志郎
 note:

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郊外の社員住宅・あひるヶ丘では奥様方が今日もうわさ話。
大阪出身の西川さんと東京出身の伊藤さんはお隣同士でライバル同士。
ある日、西川さんの弟と伊藤さんの妹があひるヶ丘にやってきて・・・
川島監督お得意のラブ・コメディー。

あひるがぎゃあぎゃあとわめくシーンから奥様たちの喋る姿へと変える
オープニングシーンからわくわくしてしまいます。
(川島監督は「愛のお荷物」でも蛙をたくさん画面に登場させるオープニングをつくりました)
ちょっとだけウディ・アレンの「誰でも知りたがっているくせにちょっと聞きにくい
SEXについてすべて教えましょう」のオープニングのうさぎちゃんを連想しました。

大阪と東京の対比・対立もおもしろかった。
(市川崑の「三百六十五夜」でもその対立を物語に生かしてました)
特に大阪という街は昔からちっとも変わっていなくて、
今でも同じ風景が見られるのですからすごいですよね。

そしてなんといっても川島監督の得意なラブ・コメディーだけあってテンポがいい。
まわりがいくら騒ぎ立てたって重要なのは当人同士の気持ちなのですね。
観客をあひるヶ丘に連れて行ったみたいにまきこんで、
わぁわぁぎゃあぎゃあと最後までなかなか面白い物語なのでした。
 
picnic
東京と大阪
→三百六十五夜:メロドラマふう

川島雄三
還ってきた男、追ひつ追はれつ(ニコニコ大会)、夢を召しませ、女優と名探偵、明日は月給日
  愛のお荷物洲崎パラダイス  赤信号、幕末太陽傳、貸間ありしとやかな獣
  雁の寺