洲崎パラダイス 赤信号 [1956・日本] 81分 ★★★★
 監督:川島雄三 脚本:井出俊郎 寺田信義
 出演:三橋達也 新珠三千代 芦川いずみ 轟夕紀子 河津清三郎 小沢昭一
 note:

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お金が底をついて洲崎遊郭にやってきた蔦枝と義治。
飲み屋の女中になって生き生きした蔦枝とは裏腹に義治はそば屋の出前さえろくにこなせない。
腐れ縁のワケあり男女のやるせない日々を見事に描ききった作品。

なんだかよくわからないけれど好きな作品でした。
女もろくでもないし、男もろくでもない。なのになぜか心惹かれるのです。
川島監督の作品は女が強いというか、一枚上手な感じがします。
売春防止法直前の遊郭の様子も面白かった。
でも、舞台が遊郭でなく、そこに至る橋の前の酒場ってとこがなんとも良いのです。
そのぎりぎりの感じとか、人間関係の危うさとかが「赤信号」という
タイトルでうまく表されている気がしました。

出前持ちの先輩の小沢昭一はいい味でした。
彼が登場すると劇場内がわぁっと盛り上がってましたからね。
主役の三橋さんは川島作品の常連で実際に仲も良かったそうな・・・
ダメ男っぷりがホントにそんな人みたいで、ああいう男が好きな人は案外多いような気もしました。
 
そば屋の店員役の玉子のほうが(つきあうには)絶対いいと思うけど
蔦枝のほうを選ぶなんてまったく男と女なんてわかりませんね。
ラストシーンはハッピーエンドのようなそうじゃないようないろんな受け取り方ができそうでした。
でも、私にはハッピーエンドに思えます。
最後の突き放したような視線がなんとも川島監督らしい気がしました。
 
picnic
川島雄三
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