西洋医学的な不妊治療の過程で、排卵誘発剤の投与によって起きる多発性卵胞嚢胞と出血性嚢胞が現れ、卵巣腫大と毛細血管の透過性亢進が病因として、一連の多彩な病状が出現する症候群。
排卵誘発剤の使用歴があり、卵巣腫大、腹水が溜まったり、腹が張る、腹痛などの症状が出る。重症の場合には、胸水や腹水が溜まり呼吸困難がある場合もあり、卵巣は腫れて12cm以上(正常は3〜4cm)になる。さらに、血液量の減少、血液濃縮、尿量減少や無尿、電解質がアンバランスとなり、血栓形成なども生じる。最も症状が重い場合には肝障害、血栓塞栓症、腎不全、呼吸不全などで死亡する場合もあり得る。
軽度の場合には、排卵誘発剤の投与を中止すれば自然に治癒するが、回復を早めるのに適切な漢方薬もあり、お体への負担が軽減する。
小さな筋腫はほとんど問題にならないが、子宮筋腫も不妊や流産の原因となる。
着床障害の原因になる場合があり、筋腫が卵管を圧迫している場合には排卵障害の原因となることもある。また、妊娠期に筋腫が増大し、胎児に影響し、早中期流産、胎児発育遅延、前置胎盤などの原因になる。
中医学では、子宮筋腫は気滞、於血、痰湿、毒熱などによって起きるとされ、4〜5cmくらいまでの大きさのものであれば、漢方治療が有効だとされている。
卵胞ホルモンが筋腫増殖の促進因子と考えられていて、ホルモン分泌の盛んな妊娠時には、筋腫が大きくなりやすく、また、本来胎児の成長するための栄養が筋腫の増大に使われてしまい、胎児が育ちにくくなる場合がある。不妊症で子宮筋腫がある人は、必ず子宮筋腫に対する配慮も必要となる。

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