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花粉対策 外から家に入る前には花粉を体から落としましょう。 |
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食事 消化の悪いものや生もの、冷たいもの、過剰な水分、 |
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生活
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東洋医学には、「急なれば標を治し、緩なれば本を治せ」という有名な格言みたいな言葉が
あります。症状が急性で激しかったら対症療法をやり、慢性で症状がおだやかだったら根本療
法をやりなさいという意味です。症状のひどさでも治療法が変わります。
症状があるとき、症状と体質に合った漢方薬であれば花粉症の症状は数日で軽くなります。ま
た、眠くなるような事もありません。また、症状が無いときの体質改善の漢方薬はこれらとは違
ったものになります。漢方の理論から言えば、花粉症の対策は、症状が出て苦しい時は早く症
状が楽になる対症療法的な漢方薬を中心に使って、体質改善は副次的なものになります。
漢方薬は、じわじわ効くので即効性は無いと思っている方が多いのですが、症状や体質に合わ
せて選んだ症状がある時の花粉症の漢方薬は即効性があります。ですから、症状が出ている
時では、川口漢方薬局では頻繁においでいただけないような遠方の方などを除き、最初は7日
分までで様子をみてもらうようにしています。
もし、7日間しっかりのんでいただいて効果が全くなかったら、その漢方薬を引き続きのんでも
ダメです。もしそうなら、2回目の漢方薬はもう一度詳しく症状、体質をお聞きし直して別の漢方
薬にしています。逆に、花粉症で症状がある時に、初めて相談に行って1ヶ月分も勧めるような
漢方薬局は、ダメな漢方薬局だと思って良いです。(肝臓病や他の慢性疾患では数ヶ月様子
をみないとわからない場合があるので、こういった病気は別です。)
くしゃみ、水のようなうすい鼻水が多い、という症状は、冷えた症状です。

こんなときには、小青竜湯や麻黄細辛附子湯といった温性の漢方処方を使います。小青竜湯や
麻黄細辛附子湯は、花粉症だけでなく、カゼやインフルエンザなどにも使うことがありますますし、
場合によっては喘息や蕁麻疹にも使います。もちろん、これらも冷えた症状でなければ使えませ
ん。
※小青竜湯について
ドラッグストアーでも買うことが出来て、花粉症に使われる漢方薬のなかで、一般的に,一番使用
されるのが「小青竜湯」でしょう。「使用上の注意書」にいてない東洋医学的な事柄を書いておき
ます。
処方内容
桂皮(けいひ)、麻黄(まおう)、乾姜(かんきょう)、細辛(さいしん)、
五味子(ごみし)、半夏(はんげ)、芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)
桂皮(けいひ)、麻黄(まおう)、乾姜(かんきょう)、細辛(さいしん)は、暖めて汗を出す働きがありま
す。汗で、「風邪(ふうじゃ)」を発散させるのです。
乾姜(かんきょう)、細辛(さいしん)、五味子(ごみし)、半夏(はんげ)で、冷えた性質の飲邪(いんじゃ)
を除き、乾かします。
芍薬(しゃくやく)、甘草(かんぞう)は、体が乾き過ぎないようにしたりして、この漢方薬全体のバラ
ンスをとっています。おしるこに入れるお塩みたいなものです。
このように、小青竜湯は、ものすごく暖めて汗を出し、体を乾かします。ですから、熱い体質や症状
の人には不向きですし、衛外不固(えがいふこ)への対策が無いですから、効果が無い人もいます。
だからこそ、花粉症という病名だけで選ぶのではなく詳しい症状や体質が必要なのです。また、効
果がある人でも、症状の無い時に小青竜湯を続けてのんでも体質改善の効果はありません。あく
まで、速効的な対症療法的な漢方薬です。
ショウガ、しそ、からし菜、太ネギ(白い部分)香菜、らっきょう、唐辛子、ささげ、黒豆
体(特に足)を暖めてください。暖めているだけで症状は楽な事が多いです。

熱い症状の人一番良いのは銀翹散とか鼻淵丸という漢方薬を中心とした涼性の漢方処方で、
特に銀翹散は、西洋医学的には強い抗アレルギー作用、抗菌作用、抗ウイルス作用を同時に
持っていまして、中国では、急性副鼻腔炎、急性中耳炎、急性外耳炎などのファースト・チョイス
の処方でもあります。西洋医学的に抗生物質が適応する病態から、カゼやインフルエンザなど
のウイルス疾患、アレルギー性疾患まで幅広く使います。
葛、ハトムギ、緑豆、豆腐、エンドウ豆、小豆、そら豆、冬瓜、大根、椎茸、セロリ筍、
海苔、昆布、サザエ、シジミ、蟹、ハッカ、菊花茶 など
地域によると思いますが、静岡地方では2月中旬くらいから花粉症が出ますが、出だしてすぐの
時期は暖める系を使う人がとても多く約8割が冷えた症状ですが、気候もだんだん暖かくなりま
すので次第に熱い症状の方の割合が増えてきます。最初は冷えていた人も、熱を持つ状態に
変わるケースがけっこうあります。3月中旬になりますと、熱い症状、あるいは熱い症状と冷えた
症状が同時に出る方が約8割となります。ですから、症状のある時期ずっと同じ漢方薬でバッチ
リOKという人はほとんど居ません。気候の変化や症状の変化によって適合する漢方薬も変えて
いくべきです。
東洋医学では、食べ物も漢方薬の材料となる薬草にも、体を暖めたり冷やしたりする働きがある
と考えられていて、病気を治療したり、健康を維持するためには、その人の体質が冷えているか
熱いかによって、より多く摂りたい食べ物や薬草などが変わるのです。だから仮に同じ病名が付
いた患者さんでも、体質や出ている症状によって漢方薬が変わるように最適な食べ物が変わる
のです。どんな方にもこれさえ摂ればOKですなどというものはありません。逆に、そのような勧め
方をする業者や健康食品などはインチキだと思ってまず間違いはありません。
身近な物で漢方や民間療法で使われるものや、食べ物をちょっと挙げてみます。
よく使われる民間薬、漢薬では、
暖めるもの 生姜、肉桂、紫蘇、ヨモギ、コブシの花つぼみ、杉の葉など
冷やすもの 薄荷、菊の花、桑の葉、牛蒡の種、ドクダミ、アロエ、
センブリなど
食品では(これで花粉症が治るわけではないが)、
暖めるもの ニラ、大根、ネギ、ワサビ、唐辛子、コショウ、らっきょう、
ニンニク、山椒、酢、りんご、ふき、うどん、日本酒など
冷やすもの なす、きゅうり、すいか、トマト、レモン、梨、お茶、そば、
ビールなど
さらに、味や色によっても薬効、食効が変わると考えられています。詳しくは『わかりやすい東洋
医学』の中の食べ物の話をご覧ください。
花粉症は、主に鼻に症状が出ます。鼻は肺と関係が深いので中医学的には肺系の病気として
考え、辛いものや白いものが花粉症の人の体に良いものであると考えます。ですから、ちなみに
花粉症に良く使う漢方薬も、例外はありますが症状があるときの漢方薬は辛いものが多いです。
つまり、食べ物も薬も、東洋医学では、いっしょくたに考えて区別しないのです。それを「薬食同
源」と言います。
症状の無い時に、体質改善の漢方薬を飲み続けるとしたら、多くの方は肺、脾、腎を丈夫にする
漢方薬が良いし、それも、体質の違いによって適合する漢方薬は変わるのです。
肺を補う代表的な漢方薬 黄耆が主薬の 衛益顆粒(玉屏風散) など
脾を補う代表的な漢方薬 人参、白朮が主薬の 補中益気湯 など
腎を補う代表的な漢方薬 鹿茸、山薬、巴戟天、冬虫夏草が主薬の双料参茸丸など
また、漢方薬ではありませんが、マクロファージを活性化し、免疫調整作用があるルミンも体質改
善に一定の効果があります。
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