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日本人は、肩こりに悩む方が多いと言われています。肩こりに効果のある漢方薬は沢山あります。しかし、効能効果に肩こりと書いてある漢方薬であっても、体質や症状の違いによって、適合するものが変ってきます。ここでは、中医学(東洋医学)で肩こりをどのように考えて、どのような働きのある漢方薬が適合するかをまとめてみました。

冬に寒さによって酷くなったり、クーラーの冷気によってひどくなったりする肩こりや、梅雨時など雨の多い時期になると酷くなるとか、雨の降る前になると肩こりが酷くなる場合です。
冷えが原因
体質的に冷えに弱く、体が冷やされることで肩の筋肉の血行が悪くなってしまい発生します。このような方は、肩がこるだけでなく冷えることで、生理痛がひどくなったり、頭痛がしたりする場合もあります。
漢方薬はお体を温めて血行を良くするものが適します。同時に、冷え症を改善し寒さや冷えに強くなる体質づくりが大切です。
湿気が原因
雨が降る前やどんよりと曇った天気の日になると肩こりがひどくなる方は、同時に体が重だるかったり、普段から水分代謝が悪くむくみやすい方が多いです。湿度が上昇するときには体表部から水分の発散が低下するので肩の筋肉がむくみがちになり、その結果血行が悪くなったりしてこりがひどくなります。
漢方薬は、体表部の水分の発散を良くして血行を良くするものが適合します。同時に、水分代謝を良くして水はけの良い体質づくりが大切です。疲れやすいなどエネルギー不足の体質がある方は、この改善も重要です。

ストレスや緊張により肩の筋肉が緊張したり、血管が収縮して血行が悪くなって発生します。イライラやゆううつ感などの精神的な症状を伴うことも多く、また夜中によく目が醒めたり、朝早く目覚めたりもしやすいです。また、肩のこりだけでなく、項背部から後頭部にかけて張った感じや、こめかみや側頭部の頭痛を伴いやすくなります。
漢方薬は、緊張を緩めストレスや自律神経のバランスを整える働きのあるものが適合します。ストレスの影響を受けにくくして必要以上に緊張しにくい体質づくりが大切です。

ストレスや緊張が慢性化したり、コレステロールや中性脂肪が高い、打撲や怪我などで血が汚れて血流が悪くなって発生する肩こりです。
漢方薬は、血を綺麗にし流れを良くする働きのあるものが適合します。

老化や慢性疲労によって、お体の栄養物質や潤い分が不足すると、のぼせたり、ほてりやすくなったり、寝汗をかきやすくなったりするのに伴って肩がこりやすくなります。足腰がだるかったり膝に力が入らないなどの症状を伴うこともあります。
漢方薬は、老化を防止し、お体の栄養物質や潤い分を補うような働きのあるものが適合します。

血の中の栄養物質が不足するために肩の筋肉に栄養を与えることが出来ずに起きる肩こりです。貧血だったり、めまいや立ちくらみがしたり、目が疲れやすかったり、こむらがえりが起きやすい場合が多いです。
漢方薬は、血を補い血の栄養状態を良くする働きのあるものが適合します。

もともと虚弱だったり、老化や慢性病などでエネルギー不足になって発生する肩こりです。元気がない、疲れやすい、朝起きるのがつらい、食欲が無く胃腸が弱いなどの症状があります。強く肩をもむと返って酷くなるタイプに多いです。
漢方薬は、エネルギー不足を改善し元気をつける働きのあるものが適合します。
尚、体質が複数にまたがっている場合もあります。 適切な漢方薬の選定は専門家にお任せください。詳しくはこちらでご相談ください。
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