アガリクスやメシマコブがなぜ癌に良いのかという根拠は、これらに含まれるβ−D−グルカンなど
が、NK細胞やキラー細胞を活性化しガン免疫を強化して、体内でのガン細胞排除処理能力を高め
るといわれているからです。
近年、西洋医学でも決定的な治療法が無い癌などにアガリクスやメシマコブなどのキノコ類が良い
ということで大変なブームになっています。しかし、アガリクスやメシマコブをのんでも効果が実感で
きない場合が多くあります。以下のことがらに気を付けて適切に使用すれば、もっと良いように思い
ます。
β−D−グルカンなどの多糖体を内服した場合、平均分子量が20万以下でないと経口からでは効
果がないというデータもあります。胃腸から吸収できる状態でなければ、効果があるはずがありませ
ん。酵素処理などで加水分解し、分子量を小さくしたアガリクスなども売られています。
状況によって個人差がありますが、適切な分量でなければ効果がないのは、薬でも健康食品でも
同じです。
癌免疫の働きを向上させても、癌を異物で悪いものであるという認識が出来なければ、ガン細胞に
対する抵抗力は働かない。ちょうど、手元に武器はあるが、相手が敵なのか味方なのか認識できな
いような状況であれば、味方の武器の力を増強してもその効果が現れないのにたとえることができ
ます。抗原性を暴露させ、癌を異物とはっきり認識できるようにさせる働きのものを併用すると良い。
癌細胞が、毒素たとえばL−トキソホルモンを放出して宿主の脂肪を分解し、食欲を低下させ、衰弱
し悪液質を引き起こしているときは、免疫システムが混乱状態に陥っている。検査データでは、TNF
αが増大している。このような場合では、キノコ類は使用を控えた方が良い。むしろ胃腸の働きを向
上させ、食欲を増進させるような漢方薬などで体力を増強する方が良い。
免疫枯渇とは、免疫増強作用のあるキノコ類を用いた場合、最初の2〜3ヶ月の間に抗ガの免疫活
性物質(INFγ、IL−2、TNF−α)などが著しく増加するが、その後も続けて使用すると、だんだん下
降してしまい、治療前の低いレベルに至るまでキノコを続けたら、免疫システムに対して興奮させるこ
とはできなくなり、腫瘍の増大、転移が起きやすくなる。免疫枯渇を起こさないようにするためには、
このようなのみかたがお薦めです。
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