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    ・・・・症状から考える眼の病気・・・・

 
 眼の病気  ②

  このページで説明している病気は
  飛蚊症、結膜炎、結膜下出血、翼状片、瞼裂斑、ドライアイ、麦粒腫、霰粒腫、眼瞼炎
  中心性網脈絡膜症、黄斑円孔、加齢性黄斑変性
  





症状から考える 眼の病気


①目の中に何か飛んでいる
 →
飛蚊症(ひぶんしょう)


②白目が赤くなった
 →結膜炎、結膜下出血          

③しろ目のふちが盛り上がっている
 →翼状片(よくじょうへん)、瞼裂斑(けんれつはん)

④目がかわく
 →ドライアイ


まぶたのはれ
 →麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、霰粒腫(さんりゅうしゅ)、眼瞼炎(がんけんえん)


⑥物(像の)のゆがみ

 →中心性網脈絡膜症、黄斑円孔、加齢性黄斑変性



            


① 飛蚊症(ひぶんしょう)

☆『目の中、目の前に黒いものが見え、目をつぶっても、はらってもとれず、目を動かすとついてくる


・・・の訴えで、眼科を受診される方が多くいらっしゃいます。

この状態を飛蚊症と呼びます。

多くは生理的な飛蚊症というもので心配はいりません。

眼の中の硝子体(図の)というところに年齢的な変化でにごりがでてきて起こります。

硝子体(図の)は 図や模型では空洞のように見えますが実は中には透明に近い
ゼリー状の物質がはいっています。この透明な中に濁りがでてくるのです。


    しかし生理的でない飛蚊症は要注意です。

眼底出血、硝子体出血などの出血をきたす眼底の病気、ぶどう膜炎などの炎症性の病気、

網膜はく離など緊急をようする疾患である場合もあり 念のため精密な眼底検査を眼科で

受けることをお勧めします。





② 結膜炎、結膜下出血


 白め(結膜)が赤くなる病気はたくさんあります。
 ここでは結膜炎、結膜下出血を説明します。


結膜炎眼の病気①へ



結膜下出血


結膜(図のには小さいものまで含めるとたくさんの血管があります。
結膜下出血は、この血管が破れて文字通り結膜の下に出血したものです。
程度、範囲は様々で範囲が広いと見た目がひどく驚いてしまいますが
大部分は数日中にはきれいに消退してしまいます。


☆眼の充血、出血する病気はほかにもたくさんあります。
   症状がひどい場合は眼科を受診しましょう。




③ 翼状片(よくじょうへん)と瞼裂斑(けんれつはん)

☆『しろ目のふちが盛り上がっています!』 
                と言って眼科を受診する方がいますが・・・・


   多く場合は翼状片と瞼裂斑の場合です。



  翼状片
  
くろ目(角膜:かくまく)の鼻側(まれに耳側)に
       しろ目(結膜:けつまく)がおおってくる状態です。




はっきりとした原因はわかっていませんが、野外作業が多いかたに多く、紫外線、
潮風、乾燥、ほこりなどが影響すると考えられています。

充血がひどい場合は点眼薬で炎症を抑えたりしますが、通常はそのまま経過観察を
行っていきます。

くろ目への覆い(おおい)ぐあいがどんどん進行し視力に影響する場合は手術となります。

単純な切除では再発することが多く(一般的には年齢が若い人が再発しやすい)
再発を防ぐいくつかの方法があります。

手術前の翼状片の状態によりいくつかの方法を組み合わせたりしてより再発が少ない
手術方法を行っています。 



  瞼裂斑  
しろ目(結膜:けつまく)とくろ目(角膜:かくまく)の境目、
      正確には白目の上にできる白黄色の隆起で、どちらかというと
      鼻側に多く見られます。



正常な組織が変性して蛋白質と脂肪の沈着で隆起したものです。

まれに炎症を起こし充血、異物感が強くなることがあり、(瞼裂斑炎
:けんれつはんえん)
この場合は点眼薬で炎症を抑えたりします





④ ドライアイ

人の目では角膜(図のの上に(結膜にも)薄い涙の層が存在します。
この涙の層が何らかの原因で少なくなるのがドライアイです。
ドライアイにはいろいろな訴えや症状があります。
たんに乾く感じであったり、熱い感じであったり、異物感だったり、
眼痛、あるいは頭痛だったり、充血だったり、肩こりだったりと様々です。
ドライアイには涙の分泌が少ないタイプのドライアイと涙の蒸発の速いタイプの
ドライアイがあります。
今のところ涙自体をたくさん出すようにするよい薬はほとんどないので
眼科では人工涙液といって涙と同じ成分の点眼薬を使ったり 涙の下水の役割をする
排水をを少なくするようにする小手術などで対応しています。
コンピュータのモニターを長時間凝視していると まばたきが少なくなるので
ドライアイになることもあります。
コンタクトレンズは前に説明した涙の層の上に乗っているので 涙が少ないと
様々なトラブルの原因になりますので 要注意です。
眼科では外来の簡単な検査でおおよその涙の分泌量を測ることができます。

 

    ドライアイ自己チェックシート  

 慶應大学眼科の坪田教授製作の自己チェックシートです。
 
5点以上ならドライアイの可能性があります。


    1チェックが1点です。

   □ 目が疲れやすい
   □ 白っぽい目やにが出る
   □ 目がショボショボ、ゴロゴロする
   □ 目が重たいと感じることが多い
   □ 目が乾いた感じがする
   □ 何となく目に不快感がある
   □ ものがかすんで見える
   □ 目がかゆい
   □ 光をまぶしく感じやすい
   □ わけもなく涙が出ることがある
   □ 目が痛む
   □ 目が赤くなりやすい
   
  最近では 使い捨てコンタクトレンズの中に ドライアイ用として
    発売されている物があります。
    トラブルで困っている方は 一度試し下さい。
  
 
 デイリーズ ®アクア の説明へ      製品の取りあつかい先へ    

   


⑤ 
麦粒腫(ばくりゅうしゅ)、霰粒腫(さんりゅうしゅ)、
   
   眼瞼炎(がんけんえん)

まぶたがはれたり、赤くなったりする病気です。

 麦粒腫(ばくりゅしゅ) 
ものもらいです。まつげの付け根や汗のでる腺(小さい穴)に細菌などの感染が
起こった場合を外麦粒腫、また涙が蒸発しないようにする油を分泌する腺
に起こったものを内麦粒腫と区別しますが どちらも局所的な腫れで多少の痛み、
かゆみなどがあります。

感染ですので 最初は 抗菌剤の点眼、内服などを行います。

化膿が進めば切開し排膿することもあります。


 霰粒腫(さんりゅうしゅ) 
通常は上記の油の腺が無菌性の炎症を起こすもので、肉芽腫というしこりができます。

まぶたにころころした腫瘤が触れ、あまり赤みや腫れがない場合は霰粒腫です。

放置しても直る場合もありますが消炎剤を局所に注射する治療やしこりが大きければ
手術で摘出する治療があります。

まれに細菌感染が原因の場合がありこの場合は麦粒腫と同様な症状となり抗菌剤による
治療をおこないます。

ご高齢の方の場合は腫瘍と鑑別する必要があり眼科への受診をお勧めします。

 眼瞼炎(がんけんえん)

一般に目の周囲の皮膚の部分の炎症をさします。

まぶた全体が炎症を起こす場合、まぶたの縁(まつ毛の付け根)が炎症を起こす場合
(眼瞼縁炎)があります。

原因は、感染(細菌、ウイルス)、アレルギーなど多様です。

代表的な症状はかゆみ、はれで 感染の場合はそれに多少の痛みが加わる場合があります。

放置しても治るような眼瞼炎もありますが一応、眼科、皮膚科などを受診することをお勧めします。


⑥中心性網脈絡膜症、黄斑円孔、加齢性黄斑変性

物がゆがんで見えるのを「変視症:へんししょう」といいます。

網膜の中でも特に黄斑部の病気、あるいは網膜の周辺から黄斑部まで病変が及んだ時におこります。


 中心性網脈絡膜症
 (ちゅうしんせいもうみゃくらくまくしょう)

物を見ようとする時に中心になる部分である網膜の中の黄斑部というところが腫れて、視力が低下する病気
です。上記図
の網膜とその外側の脈絡膜との間の膜(色素上皮細胞)に傷みができ、水の流れがうまく
いかなくなり、網膜が少し盛り上がり、腫れている状態です。30代、40代の男性の片眼に多くおこることが
多く、多くはゆがみを訴えます。

過労や精神的なストレスが誘因と考えられています。
光凝固(レーザー光線)の治療が行われることもありますが、通常は休養、安静などで経過観察を行います。

この病気で失明したりすることはありませんが、再発することがあり、また後遺症で後まで物がゆがんで見えること
があります。


 黄斑円孔
(おうはんえんこう)

やはり物を見ようとする時に中心になる部分である網膜の中の黄斑部というところに穴があく病気です。
ある種の年齢的変化だと考えられています。

ゆがみあるいは中心のかすみなどが症状です。

自然治癒は期待できません。以前は治療方法がなく放置されましたが現在では積極的に硝子体手術を勧める施設がほとんどです。

治療成績もかなり向上しています。


 加齢性黄斑変性
(かれいせいおうはんへんせい)

やはり物を見ようとする時に中心になる部分である網膜の中の黄斑部というところが年齢的変化から傷んでくる
病気です。

以前は欧米に多く日本にはあまりなかった病気ですが最近で日本にも増え、注目されています。

脈絡膜から発生する新生血管(:しんせいけっかん)と呼ばれる異常な血管を伴う型と、新生血管を伴わない型に大別されます。男性は女性の約3倍の発症率といわれています。

検査方法、治療方法ともに進歩が著しい分野です。                              


 









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