このサイトでもたびたび話題に上がる「電車男」ですが、 世の中のマスコミの盛り上がりっぷりに、 「ネット上での著作権の侵害」が問題視され始めています。 確かに、ねっと上の匿名掲示板の記載内容の著作権と言うものは、 限りなくグレーに近い所があり、それを一部マスコミが 暴利を貪って換金しているという批判には一理あると思います。
俺もサイトを運営するものとして、俺の少ない脳味噌を捻って 作り出したテキストが俺の知らないところで、一人歩きしていたら 決していい気分にはならないと思いますし。
しかしながら、このおうばぁろうどでも一年近く前に 「電車男」のまとめサイトを皆様にお知らせした事があります。 そこには何も利権がからんでおらず、俺の純粋に「感動した物」を みんなに伝えたい。そういう思いでした。 日本各地でのそういう善意の広報活動が、電車男ブームを 巻き起こしたのでしょう。 そのブームは、出版・映画・ドラマとあらゆるメディアを 通して日本全国に浸透していきました。 しかしながら、それらメディアには、利権が絡んでくる為に 問題になったのです。 確かに、人様のふんどしで相撲を取るような姿勢は評価できませんが、 俺が「電車男」をこのサイトで紹介した時の思いのように、 罵詈雑言・嘘・誇張などといったネガなイメージしかもたれていない 「2ちゃんねる」の中にこういう美談が埋もれていることも また事実であるという宣伝にはなったと思うのです。
2ちゃんに限らず、ネットなんてものは既に確立されたコミニュティであり、 そこが人と人のコミニュティの場である以上、喧嘩もあるし、 悪口もあるし、陰口のあるし、それらは匿名性の高いネットで あるがゆえに露呈しているかもしれませんが、 それら全ては、人間の持ちうる本質であると思うのです。 その本質を無視して、さも「匿名掲示板だけ」が悪いかの如く、 放送される事に少なからず憤りを感じていたのです。 巨大掲示板に殺人予告を書き込む事件が多発していますが、 それは書き込む人間の人間性の問題である大前提を無視しては いけないと思うのです。
しかしながら「電車男」のような美談が生まれるのも、 これもまた人間の本質であると思うのです。
俺もサイトを運営するものとして、日々仕事でパソコンに向かい合い、 さらに趣味でパソコンに向かい合うという、見る人が見たら、 いわゆるパソコンオタク、ネットジャンキーに写る事もあるでしょう。
しかしながら「電車男」に皆さんが感動して共感されたように、 俺の書くテキストを少なからず共感して読んで下さる方々が この世の中に居るという事は、俺にとってのサイト運営上の やる気に繋がるし、そして誇りでもあるのです。
例えば、今書いているこのテキストの内容に共感して下さる方も 居れば、反論がある方も居るかもしれません。 それどころか、興味すらない方も居るかもしれません。 しかし、それで良いと思うのです。 このテキストを書いている俺が居て、読んでくれているあなたが居て、 人と人とのコミニュティなんぞに、正解なんてものは 無い気がするのです。いい面もあれば悪い面もある。 それが巨大掲示板に関しては、悪い部分ばかりピックアップされている 現状に不満があったのです。そして、ネット自体を 悪という表現をされ始めている風潮に。
その風潮は一新してくれた「電車男ブーム」に俺は賛辞を 送りたいと思うのです。
少なくとも、ネットというコミュニティが確立されたことによって、 俺の思う所をテキスト化でき、それを読んでくれるあなたが居る。 そんな環境に俺は感謝しているのです。
このテキストを読んで、あなたが少しでも何かを感じてくれたのなら、 それは間違い無く、顔も名前も知らない俺とあなたのコミュニティ なのですから。
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