仮面と素顔

 

 

 

11月付けで僕の会社のとある女性社員が結婚退社しました。

 

その女性とは何度か一緒のプロジェクトで仕事をしたことがあり、

公私ともに色々な相談に乗っていました。

 

時には会社の人間関係で悩み、

時には仕事の難しさで悩み、

 

落ち込んだ顔や時には涙の彼女の相談を受けてきました。

 

しかしその度に俺は会社の先輩としての

作り笑顔で答えていました。

 

そうです、

会社の先輩としての仮面で答えていたのです。

 

きっと会社の先輩としては正解な対応でしょう、

しかし一人の男としての対応では

ただ単に彼女の悩みをやんわり受け流しているに過ぎませんでした。

 

結婚退社・・・

それは祝うべき事です。

 

いまさら俺の素顔を見せても彼女を

困惑させるに過ぎません。

 

一度かぶった仮面はかぶり通すしかないのです。

 

彼女が見せた真剣な涙に対して仮面の顔でしか

答えることの出来なかった俺に対しては

当然の報いです。

 

はたから見たら、ただのおちゃらけ好きの

先輩と後輩。

その関係で十分な気がします。

 

だから俺は今だからこそ仮面をとった

素顔の顔で言いたいと思います。

 

結婚おめでとう。

 

心から

幸せになってください。

 

どうかその笑顔を絶やさないで下さい。

 

俺の大好きだった笑顔だから。

 

 

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